他人の攻撃から身を守る方法

話し合い
相手からの攻撃で、最悪な事態にならない方法とは?(※写真はイメージです)
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そこで今回は、このような「攻撃」に対処する考え方、方法をお教えしたいと思います。

(1) 「私たちはただ違っている。それだけだ」

これはNLPで習った言葉ですが、私たちは本来一人一人違います。生まれた日も育った環境も学んできたことも経験してきたことも。なので、完全一致はありえません。

「ただ違っているだけで、善悪や優劣があるわけでない」のですから、そもそも批判の対象にはなりえないという考え方です。講座やコーチングでもこの言葉をよく引用しますが「そう思うと楽ですね」と言ってもらえますし、「これを知って楽になりました」という感想もよく聞きます。

(2) 事実をベースに会話をする

相手が感情的になっていると、ついついその「気持ち」に意識を向けがちですが、じつは気持ちばかりを気にしていると、さらに深みにはまってしまうことがあります。なぜなら気持ちはその人にしかわからないので、とらえどころがないのです。

そこで、相手の気持ちを尊重しながら事実をベースに会話をすることをオススメします。たとえば「あなたが怒っている気持ちは伝わりました。なにかいい方法はないか一緒に考えたいのですが、実際に何が起こったかとか何をしようとしていたのかを教えてもらえませんか?」というような感じです、事実が明確になってくると、思い違いや手順のミス等が明確になるので、「話がすごく整理できるようになった」という人が多いです。

(3) 「私はこう思う」と相手に伝える

攻撃をする相手は「自分は被害者だ」という感覚を持っていることがあります。そんな人に対して上から目線で「こうしなさい」と言えば、話はさらにややこしくなるのは目に見えていますよね。そんなとき有効なのが「アイ・メッセージ」です。

アイとは英語のIのことで「私」を指しています。アイ・メッセージというのは会話の冒頭に必ず「私」をいれるという会話法です。たとえば「こうすればいいよ」を「私はこうする方がいいと思うけど」に変える感じです。これが、「上から目線で言われている」「みんなから言われている」となると逆効果です。

アイ・メッセージは「その人の個人的な意見」になるため否定しづらく「つい受け取って」しまいます。そうなると、頭ごなしに反論はしづらくなります

 

実際にはその場面によって違いがあるので、この通りとはいかない部分もありますが、基本的な考え方でもあるので、もし他者の怒りに遭遇したら、意識してもらえたらと思います。