デメリットは空調が効きにくいこと
すべての画像を見る(全10枚)オープンな空間に階段があることのデメリット。わが家の場合は、やはり空調にまつわることです。生活スペースと同じ空間に階段があるので、夏場は冷房が効きにくく、冬場は暖かい空気が2階へと上がってしまいます。
もっとも、わが家はダイニングの上が吹き抜けなので、この問題はオープンな階段室が直接的な原因ではありません。それに、リノベーションの計画時から、この結果は想定していました。
空調問題の対策として、吹き抜けの天井部分にシーリングファンを設置。いつでも空気を循環させるようにしています。おかげで、実際に暮らしていて、暑すぎたり寒すぎたりして、生活に不便を感じたことはありません。しかし、1階と2階のつながりが、オープンでなければ、光熱費はもう少し抑えられただろうと思います。
また、空気の流れと同様、音も2階へ伝わってしまいます。家族の気配を感じられるという意味ではメリットに感じていますが、ひとりの時間を過ごしたいときには、デメリットなのかもしれません。
安全面も少し心配です
筆者がこの家で暮らしはじめたとき、子どもはすでに小学生でした。そのため、あまり気にかけたことはありませんが、もし未就学の子どもがいたとすれば、家の中心やオープンな空間に階段があることは、少し心配なことだったかもしれません。
一般的には、小さな子がいる場合、落下防止などといった対策を階段にすることが多いもの。そのうえわが家のように、リビングと同じ空間に階段があるとなれば、使用頻度も高くなるので、対策にいっそう気を使う必要がありそうです。
「オープンな階段を家の中心に配置したこと」についてのメリット・デメリット、ぜひ参考にしてみてください。