暮らしの工夫や気づきをつづった飾らないエッセイや著書が人気の後藤由紀子さん。50歳が近づく頃に体型の変化に気づき、似合わない服を手放す決意をしたそう。そこで、後藤さんに「自分らしいクローゼットのつくり方」のルールを教えてもらいました。
おしゃれ迷子にならない服の持ち方と選び方
すべての画像を見る(全10枚)がんばりすぎず、自然体。ナチュラルなおしゃれがすてきな後藤由紀子さんがたどり着いた、50代からの服の持ち方をご紹介します。
●後藤さんのおしゃれヒストリー
(1) 高校時代:『Olive』のファッションに夢中
愛読する雑誌は『Olive』。ボーダーTシャツにデニムやスカート、古着アイテムに夢中に。
(2) 就職:上京しておしゃれ意欲がますます上昇
おしゃれに使えるお金が増え、当時流行したDCブランドやセレクトショップで洋服を購入。
(3) 結婚:子育てしやすいカジュアルなワードローブに
自宅で洗えるカジュアル服が中心。定番はカットソーに、動きやすいパーカやスニーカーも。
⇒50歳を目前に今までの服が似合わなくなる!
(4) 現在:手持ちの服を見直して今だからこそ似合うものに一新
似合わないもの、着にくいものは思いきって処分。今の自分に似合う形や素材の服を選び直す。
●後藤さんが見直したおしゃれの新ルール
【家にいる機会が増えたからこそお気に入りの服で「自分の機嫌を取る」ように】
似合わない服を手放し、今の自分に合うものだけを持つようにした後藤さん。すると、以前は似合わなかった服が、今はしっくりくる楽しさも発見したと言います。
「たとえば、赤やピンクなど明るい色は、以前は小物で取り入れる程度でした。でも、明るい色は年齢を重ねた肌を華やかに見せてくれるから、今ではトップスやワンピースなど、主役アイテムに取り入れるように」
また、コロナ禍で自宅にいる時間が増えた今こそ、着心地のよさや自分らしさにこだわりたいと話します。
「自宅でも着心地のよいインナーや、動きやすく自分に似合う日常着を身につければ、気分がアップ。自分らしいおしゃれで、機嫌よく過ごしたいですね」
●マイルールの「Before」「After」
以前は似合っていた服や大好きだったスタイルも、年齢とともに変化。50代でたどり着いた「おしゃれマイルール」はガラリと変わりました。