コロナ禍で私たちのライフスタイルは大きく変わりました。ライフオーガナイザーの下村志保美さんはこの機会にクローゼットの整理をしたそう。服の残し方、手放し方について詳しく伺いました。
すべての画像を見る(全6枚)革のトートバッグもヒールパンプスもいらない。「本当に必要な服」とは?
コロナ禍で、とくに「外出」に関して大きな変化がありました。それに伴って必要な洋服、バッグ、靴の種類や数も大きく変わりましたので、クローゼットを思いきって見直しました。
●(1) ライフスタイルの変化で自転車移動に
人混みを避けるため、今まで電車やバスで移動していたところも自転車で移動するようになりました。私の場合、自転車で30分の距離であれば自転車を選ぶようにしています。
また電車に乗るときでも、少し自転車で足を伸ばした駅を使って混雑を避けられる路線があるならば、そちらを利用するようになりました。
自転車生活に慣れてくると、重い荷物を持って歩かなくていいし、運動にもなり、エコでもあります。どこにいくのも「自転車で行けないかな」と考えるようになりました。
自転車生活になるとまず変わったのはボトムスです。
自転車での移動になると当然スカートよりパンツを履くことが増えました。しかし白いパンツ、ワイドパンツは裾が危ないし汚れやすいので履く機会がグッと減りました。
代わりによく履くようになったのは黒のストレッチ素材のもの。
自転車にも乗りやすいし、足元の汚れも気になりにくく、自然に「今日はこれにしよう」となりました。
●(2) 清潔さを求めて簡単に洗えるかどうかも重要に
自転車生活でより汗をかくということもありますが、なんとなく外に出た日はウイルスが気になって、できれば衣類も丸洗いしたい。
そうなってくると自宅で簡単に洗える服、乾きやすい服、そういう服ばかり着るようになりました。
●(3) 安全&安心&ラクちんのリュックが増える
防犯上の理由もあり、パソコンなどのデリケートなものや貴重品は前のカゴに入れるのではなく、リュックの方が便利。それまで愛用していたトートバッグを使わなくなりました。
あまりカジュアルな服を着ない私はリュックとは縁がありませんでしたが、一度使ってみるとバッグの重さもラクに感じられるし、外出先で手を洗うときもショルダーバッグなどに比べると断然洗いやすい。
また靴も変わりました。
講座やセミナー時には必ず履いていたヒールのあるパンプスも、講座がどんどんオンラインにきり替わったことでほとんど履かなくなりました。