●あめ玉を食べなくなったニャコラス。そんなある日、衝撃のニュースが
それからというものニャコラスはすっかりあめ玉を口にしなくなりました。いまではあめ玉を見ると、食べることよりもころころ転がすと楽しそうと思ってしまいます。ちょっと寂しいですが、前のように悩むことはありません。
そのとき、テレビからニュースが流れてきました。
「つぎのニュースです。隕石の正体がわかりました。あめ玉です。巨大なあめ玉が星に落ちようとしているのです。望遠鏡で見てみてください。とっても甘そうなあめ玉です!」
そのニュースを見ながら、ニャコラスは気を失いそうになりました。催眠術を受けるんじゃなかったと後悔したのです。
「こうしちゃいられない!」
ニャコラスは家を飛び出すと催眠術士のところに向かいました。
「催眠術士さん、催眠術を解いてください!」
「ほんとにいいの? 一回解いたらもう戻せないよ」
「いいんです。この星のためだから!」
ニャコラスは催眠術を解いてもらうと、そのまま外に飛び出しました。もうあめ玉がなめたくてしょうがありません。あめ玉に穴を掘って入ってしまいたいと思いました。
ふと周りを見ると、同じように走っている猫たちがいます。全国のあめ玉好きが結集したのです。
かれらは猫の跳躍力で隕石に飛び移ると、あめ玉を一心不乱になめはじめます。そして、地面に直撃するまえにすべてなめてしまいました。
こうやってお菓子の食べすぎによって星は救われました。こういうこともあるのです。
【編集部より】
ないと思います。なんであめ玉が隕石になって落ちてくるんですか。猫の跳躍力でも隕石には乗れないと思いますね。間食のしすぎを防ぐには小分けにするとかお菓子をそばに置かないとか、もっとちゃんとした方法があると思います。
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