●シロッコファン掃除の強い味方「親方棒と100円ブラシ」

ファン
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次はシロッコファン。こちらも一見したところは「案外汚れてない!」とホッとしたのですが…細部を見るとやはりこびりついていました。

シロッコファンはこの形状から、本当に汚れを取りづらいですよね。歯ブラシは入らないし、綿棒を使うと量を消費してしまうし、なかなか面倒なパーツです。

親方棒

そんな私の強い味方がこれ。その名も親方棒。

先端

シロッコファンのあの曲線に沿った形状なんです。

溝

親方棒を使って、ファンの隙間をひとつずつこすって、油をこそぎ落とします。
汚れはあるけれどそんなにひどくはないかなぁと思っていたら、この違い! 半年でこれですから、ゾっとしますよね。

歯ブラシ

ある程度の油をそぎ落としたら、泡スプレーを吹きかけてから落としきれなかった油をブラシでこすり洗いします。

ブラシ

このブラシは100円商品。歯ブラシが入り込めない薄い隙間にも難なく入るのでめちゃくちゃ使えます! 換気扇だけでなく、排水溝や浴室ドアの溝レールなど、歯ブラシでは届きにくくストレスな場所で大活躍の愛用品です。

道具ではなく、結局は自分の指がいちばん万能だったりもするので、薄手のキッチンダスターも使える掃除アイテムです。

●つけ置き洗いにはバケツを併用

バケツ

その後、お湯にセスキ炭酸ソーダを溶かしてつけ置きをします(時間がないときは省きます)。セスキ炭酸ソーダは、お湯500mlに対し小さじ1杯程度が目安。

セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムからできている白色・無臭の粉末です。重曹よりもアルカリ性が強く、油汚れを落としやすいうえ、水に溶けやすいので換気扇のつけ置きにはおすすめ。肌への刺激も強いので、必ず手袋をして作業しましょう。

シンクのなかでゴミ袋にお湯を入れたりするだけでは、しっかりつけ置きができないことってありませんか? そんなときは、なにか入れ物を併用すると解決します。私はもっぱらバケツ。

つけ置き

この状態で20分ほどつけ置いてからきれいに流し、乾燥させて終わりです。洗浄後は不織布のフィルターやカバーなどをつけて、汚れ防止の工夫をするのもいいですね。

 

換気扇掃除は腰の重い家事ですが、年に2~3度行うことで、1回に必要な時間が短くなります。最後のファンまで手が届かなくても、季節の変わり目には板を外し、フィルターのふき上げなどこまめにメンテナンスをしておきましょう。

 

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