仕込みはとにかく大変。その理由とは…
すべての画像を見る(全17枚)まずは、梅の実を水でよく洗い、清潔なふきんやキッチンペーパーでしっかり水気をふきとり、梅のヘタを竹串や爪楊枝で1つ1つ取っていくのですが、ここで最大の誤算が…!
私は自他ともに認める不器用なのですが、古城梅は梅の実も大きく、数えた結果1kgだと90個程度だったので、1人で30分程度で終了。しかし、小梅のパープルクィーンは同じ1kgでも数えたところ255個と古城梅の約2.8倍…。
とにかく仕込みを急がねばと、ひたすら洗ってふいてヘタをとっていたのですが、一向に終わる気配がありません! 半泣きになっていたところ、見かねた両親が救いの手を差し伸べてくれました…。
父母に申し訳ない気持ちになりながらも、家族3人で無言で梅作業をすること約25分…。ついにパープルクィーンも完了。終わった瞬間、達成感となんともいえない複雑な感情がこみ上げてきました。本当に梅“仕事”なんだな…なんてしみじみしながらも仕込みは続きます。
●あとは、梅と氷砂糖の層をつくるだけ…!
梅の手入れが完了したら、いよいよビンに梅の実と氷砂糖を交互に入れていきます。最初はバランスを考えて入れていったのですが、途中バランスがおかしくなりつつも、そこは気づかぬフリをして完成!
古城梅の層を見て「あれ、私天才じゃない?」なんて自画自賛をしつつ、パープルクィーンも同様の作業を行います。
梅シロップの仕込みはこちらで終わりなのですが、梅酒づくりは最後にホワイトリカーを注いで封をしたら完成。でき上がるまでは冷暗所に保存します。ちなみに、わが家はがんばったパープルクィーンを梅酒にすることにしたのですが、きっと飲みながらこのときの大変さを思い出すんでしょうね…。
仕込んだビンはこんな感じです。青と赤の梅に、白の氷砂糖の色味がとても鮮やか! いろいろと大変なこともありましたが、初心者の私でも簡単に仕込むことができました。