●マンション住まいの思わぬ落とし穴

低層マンション
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「以前は分譲マンション8階角部屋4LDKに居住。見晴らしがよく、周囲からの目線もなく、マンション内の人間関係も良好でした。セキュリティも清掃も行き届いていて安心で。ただ、角部屋のベランダには、鳩が必ず住み着き、どう対策しても、糞害が避けられなかったです」(香川県・48歳)

この方はマンションの老朽化が進んだときに、修繕や建て替えなどの問題が出てくることが避けられないことや、駐車場が抽選で遠い場所に当たると不便なため、毎回落ち着かなかったなどの理由から、戸建てに引っ越したそう。
現在は、駐車場が家の敷地内なので、買いものなど荷物を運ぶのに便利で、お子さんの習い事の送迎でも車に乗る機会が多いので、それも助かっているといいます。
また地震など災害時に備えた、物資などを保存する場所を確保できるスペースができたことにもメリットを感じたそう。

「庭に置けるテントや、段ボールトイレなども準備してあり、いざというときに、庭でも過ごせる準備ができたことは安心感があります。ただ、防犯面では、マンションに比べて不安は残っています」とのこと。

●1階は空き巣リスクも。一度でも被害にあうと恐怖心が残る…

空き巣

「防犯や、メンテンナンスの楽さなどの理由でマンションに住んでいます。共働きで子どもが留守番をしていても防犯上安心です。
ただ自分好みの設計ができる戸建てにも憧れます。庭つきでBBQができたり、大きなプールが出せたり。実際、自分の子ども時代は一戸建てに住んでいて、庭が広くて野菜を育てたり、植物や虫や生き物を観察したり、ペットも飼っていて楽しかったので、そういう思いを子どもたちにも本当はさせてあげたいと思っています」(東京都・46歳)

この方が子ども時代に住んでいた住宅街では空き巣が多く、実家も空き巣被害にあったことがあったそう。そのときの怖い思いをした経験から、今はオートロックで高層階のマンションに。窓からの侵入もないし、コンシェルジュや管理人さんが常駐していたりする面でも防犯上は安心ですよね。個人の一戸建てだと、セキュリティーをしっかり整えるとそれなりに管理費がかかり続けてしまうという側面も。

●上からものを落とすという悪質ないたずら

「1階だったので、災害時に上からの下水がトイレからあふれて来ないか心配でした。さらに専用庭つきでガーデニングを楽しんでいましたが、上層階からものを落として遊ぶ子どもがいて、怖い思いをしました。そうでなくても庭に上の階からよく物が落ちてきました」(愛知県・52歳)

たまにニュースなどでも報道されていますが、万が一、下にいる人に直撃したらと思うとゾッとします。