インスタグラムなどSNSから人気に火がつき「脚が細くなる」「おなか回りがすっきりする」と話題の“足パカダイエット”。
寝たまま脚を縦や横に“パカパカ”するだけと、驚くほど簡単なエクササイズをご紹介します。
“足パカダイエット”でやせやすい体質に、冷えやむくみも改善!
「寝ながら行う“足パカダイエット”は、体に余計な負荷がかからないので、下半身を集中的にスリムにするのに効果的なんです」と教えてくれたのはパーソナルトレーナーの松井薫さん。
「全身の筋肉の約70%は下半身に集中しています。そのため、下半身を鍛えて筋肉量を増やすと、基礎代謝がアップ。やせやすい体質になるんです」
脚を上げるので重力によって血液やリンパの流れが改善され、冷えやむくみの改善も期待できるとか。そんな“足パカダイエット”から、今回は太ももの内側やおなか回りに効く「ヨコパカ」を紹介します。
太ももの内側やおなか回りに効く「ヨコパカ」
(1)両脚を閉じ、太ももが床に対して垂直になるよう、両脚を上げる
あおむけになり、後頭部の下に両手を当てて、両脚を、太ももが床に対して垂直になるようにまっすぐ上げましょう。左右の脚は内側面が軽く触れる程度に閉じて。ひざは軽く曲げていてもOKです。
◆ポイント1 脚が上がらなければ、手やタオルを挟む
脚が上がりきらない場合や、腰の骨が痛いときは腰の下にタオルを敷いたり、手を挟みましょう。上がりきらずに中途半端な高さだと、腰に負担がかかり痛める原因になる可能性があります。
◆ポイント2 バランスがとりにくければ、両手を広げる
バランスがうまくとれない場合は、両手を広げて体の横に置き、手のひらを床につけましょう。上半身にかかる力が分散され、体が安定します。
(2)内ももを痛気持ちよくなるくらいまで大きく開き、脚の力だけで開閉する
両脚を左右に、できるだけ大きく開閉しましょう。このとき、太ももの内側が痛気持ちよく感じるまで開くのがポイント。太ももの内側、おなか回りの筋肉に刺激を与えるように心がけてください。
また、(1)と同様に、横から見た場合、太ももは床に対して垂直の姿勢をキープしましょう。
◆ポイント3 勢いをつけて反動で開閉しない
反動で開閉すると効果もダウン。脚やおなかの筋肉にかかる負荷を意識しながら、開閉するのがコツです。
足パカの回数はやせたいスピードによって選ぶ
◆すぐにやせたいなら
すぐにやせたい人には、有酸素運動が効果的。自然呼吸で「吸って→吐いて」を繰り返しながら20~30回、スピーディーに脚を開閉しましょう。
◆やせながら筋力をアップしたいなら
筋肉をつけながらやせたい人は、5秒かけて脚をゆっくり開き、5秒かけて閉じましょう。このとき、大きく息を吸い、おなかにグッと力を入れながら一気に吐く「逆腹式呼吸」を行います。回数は10~20回が目安。