普段、当たり前のようにお参りしている神社。でも意外とその用語の意味を知らなかったりしているかも? 私たちの暮らしに役に立ちそうな神社で使う言葉について『神社語辞典』の著書を持つ本村のり子さんに教えてもらいました。これを知ると、参拝のときの気分も変わってくるかもしれませんよ。

今さら聞けない!運を呼ぶ神社・神道の用語

神社参り
意外と知らない? 神社・神道の言葉をおさらいしましょう(※写真はイメージです)
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新年の「初詣」はもちろん、毎月一回の「月参り」、お子さんの「初宮参り」「七五三」や厄年の「厄祓い」といった人生の通過儀礼、それから「御朱印」をいただくときなど、暮らしの中で神社に参拝する機会は結構多いものです。ことさらに意識しなくても、知らず知らずのうちに神さまのことを身近に感じているからでしょう。

でもじつのところ、わかっているようでよくは知らない、それが神社・神道の世界です。

神社が好きで、神道に興味はあるけれど、何から知ればいいのか…? すごく難しそうだなぁ、と思いがちですが、「言葉」をひも解いていけば、楽しみながら深く知ることができるのです!

 

●知れば知るほど、幸せをよぶ神社参り

それでは、神社でお参りする際に、気になる言葉を知ることにしましょう。境内はどんな配置になっているのか、それを理解するとお参りがより楽しくなって、その気持ちは幸せをよびこみます。

 

境内(けいだい)

境内

神社が鎮座する敷地のこと。境内には、神さまが鎮座する本殿(ほんでん)、参拝者が祈る拝殿(はいでん)、神楽の舞台となる神楽殿、神社の事務を扱う社務所(しゃむしょ)、縁起物をお頒(わか)ちする授与所(じゅよしょ)、会合や集会を開く参集殿(さんしゅうでん)、心身を祓(はら)い清める手水舎(てみずしゃ)などが建ち、入り口には鳥居が立っています。境内の周囲には、うっそうとした鎮守の森(杜)があることが多いです。現在、全国には8万社以上の神社があります。

 

授与所(じゅよしょ)

授与所

お神札(ふだ)やお守り、絵馬(えま)、おみくじなどを授与する建物。神社によっては、祈祷や御朱印なども受けつけています。

・巫女になるには資格が必要?

境内で目を引く、清楚なたたずまいの「巫女」たち。参拝客でにぎわう年末年始などには、「助勤巫女」というアルバイトの巫女も登場します。ちなみに神社ではアルバイトとはいわず、助勤という言葉を使います。

また、神社のみならず、民間のワークショップやカルチャーセンターでも「巫女修行」の人気が高まっています。「玉串奉奠」など神道ならではの作法を学んだり、「巫女神楽」のレッスンを受けたりすることができ、日本の古い文化の奥深い世界を知る素晴らしいきっかけになります。

 

巫女(みこ)

巫女さん

神職ではなく、神職を補助する立場で勤務しているので、特別な資格は必要ありませんが、神社や神道の作法、巫女神楽(かぐら)などは学ぶ必要があります。神社がそれぞれに募集をかけて採用します。男女雇用機会均等法の適用外なので、女性のみの募集が可能です。白衣に緋袴(ひばかま)を身につけ、長い黒髪を束ねた姿は清浄(せいじょう)な印象。「天岩戸(あまのいわと)」の神話で、岩戸の前で舞い踊った天宇受売命(あめの-うずめのみこと)が巫女の元祖だといわれています。

・心身の穢れを祓う、特別な神具

神社の祭礼などでは、神職が参列者の心身についた穢れを祓うため、頭の上で「大麻」を左右左に振ってお祓いをします。この「祓」は、神道ではとても大切にされているもので、「祓えに始まり祓えに終わる」といわれているほどです。

穢れは、誰でも気づかないうちについてしまうもの。その穢れを取り除くことで清浄な状態になり、災厄や不幸を避けられるようになります。

 

大麻(おおぬさ)

大麻

神社の祭礼で、お供えするものや参列者の罪穢(つみけがれ)を祓(はら)い清めるために用いる神具。六角や八角の白木の棒に紙垂(しで)をつけたもの、また、榊(さかき)に紙垂をつけたものが使われます。