●転んでしまったうーちゃん。でも堂々たる記録だ!

うーちゃんが疲れてきたと言うので折り返して2kmの地点の公園で水を飲んで休憩しました。家まで戻れば8kmです。さあ頑張ろうと言って走り出して1kmくらいのところで、うーちゃんが転んでしまいました。体が疲れて足がもつれたのでしょうか。ここからは歩いて帰ろうと提案すると、走ると言います。

転んでしまったうーちゃん
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大丈夫かなと思っていたら、駅の手前でまた転んでしまいました。7.35km地点でした。惜しい、でもがんばったし、新記録です。
すごいよと何度も褒めたのですが、目標が達成できなかったことが悔しいのか、あんまりうれしそうではありませんでした。2回も転んで膝をすりむいていたのも嫌だったことでしょう。とはいえ、新記録だし7歳で7kmなんて大したものです。家に戻ってママやおばあちゃんに報告しました。

●とうとう8kmを走破したうーちゃん。すごいぞ!

それから4日後の春休みの終わり、天気がよかったのでまた走りに誘ってみました。もうこりごりだと断られると思ったら、走ると言います。しかし、先日7kmちょっと走って、たっぷり休養をとってまた走るのは体を強くする意味で理にかなっています。
そうして走り出してみると、確かに足取りが前回よりも軽いような気がします。うーちゃんはまたしても11kmの遠回りコースを走ってみたいと言いますが、僕はやっぱりここは確実に8kmを走ってみるべきだと、そして余裕があったら少し遠回りすればいいではないかと説きました。前回疲れ果てて2回も転んだのになぜそのように過信ができるのか、心配になります。

前回も通った川沿いの道は鴨がいたけど、白い鳥はいませんでした。どこかに飛んで行ったようで、やっぱり生きた鳥でした。

4km地点の公民館は開いていて冷水器でおいしいお水を飲みました。問題の帰り道、6km地点の公園で休憩してお水を飲んで、ここからは慎重に転びそうになったら歩くことを確認して走り始めます。ペースを若干緩めて7km地点を無事超えて、少し先の駅でアイスを買って食べました。長々とした休憩を挟んで、とうとう8kmちょっとの道のりを走り家に帰り着くことができました。

浮かれるうーちゃん

その日の夜、うーちゃんは変なテンションで小学校の校歌をうれしそうに歌って、なぜかチャイムの音を何度も何度も口ずさんでいました。ファンファーレのようなものだったのかもしれません。とにかくうれしそうでした。2年生、8歳の記録を先取りしたようで、このまま走るのが好きな子になってくれたらいいなと思いました。