子どもがまだ小さいうちは、家のどこで勉強をさせるか、悩むお宅は多いでしょう。小学4年生と1年生の娘を持つ日刊Sumaiライターもそのひとり。現在は子ども部屋ではなく、1階のスタディコーナーが、勉強する場所に。どのような位置にあるのか。また、日頃感じていることについて語ります。
すべての画像を見る(全5枚)玄関ホールを狭くしてスタディコーナーを設置
筆者が家を建てるとき、スタディコーナーをつくる予定はありませんでした。でも、予定通りの間取りにすると、玄関ホールがだいぶ広くなることが発覚。
そこで、少し狭くてもいいから、そのスペースをほかのことに活用できないか設計担当者に相談することに。結果、でき上がったのがスタディコーナーです。キッチンから見える位置関係にあります。
ちなみに現在、子ども部屋は寝室として使用。いずれは学習時にも使うことを考えて、ベッド以外の大型家具は置いていません。長女の友人が遊びに来たときなどは、子ども部屋に折りたたみテーブルを持ち込んで、いっしょに勉強するようにしています。
筆者宅のスタディコーナーは、ダイニングやリビングから少し離れた位置に。これは、子どもが集中したいときに、好ましい場所のようです。
カウンター脇に腰壁を立ててあるので、半個室のようなこもり感があります。カウンターの天板は幅1.7m、奥行きは45㎝ほど。姉妹が並んで使用しても、それほど窮屈そうではありません。
カウンターの下には、山崎実業の「テーブル下収納ラック」を設置して、筆箱やノートなどを入れられるようにしています。
スタディコーナーがあるメリット
スタディコーナーのいちばんのメリットは、やはり子どもの学習のサポートがしやすいということです。とくに低学年のうちは、宿題や翌日の準備などを親が手伝う場面も多くあります。
夕飯づくりの途中でも、キッチンと行き来しやすいのは大きなメリット。子どもがいつもより手間取っていると感じるときや、集中できていないときなども、親として気づきやすいです。そういうときは、あえてこちらから、休憩を促す声をかけることも。
勉強だけでなく、プリント類の提出、翌日の準備など、学校に関することをすべてこのスタディコーナーで完結させられるのも大きなメリットと感じています。
カウンター裏にはキャスターつきの収納を置いて、教科書や給食セットなどを入れています。学校からのプリント類は、壁に取りつけた100均のトレイに子どもたちが入れるルールに。なるべくスムーズに、学校の準備を進められるように工夫しています。
家事動線上にカウンターがあるので、時間に余裕のあるときや、家事の途中にプリント類のチェックができ、親にとっても効率がいいです。
また、もしもダイニングテーブルで勉強をするとなると、食事の時間にテーブルの上を片づけなければなりせんが、スタディコーナーがあれば、そうしたわずらわしさはなし。食事の準備や配膳がスムーズで、ストレスがありません。