家を建てるとき、断熱材にこだわれば、夏涼しく、冬暖かい家を実現できます。冷暖房の効きもよくなりますから、光熱費も節約できて、長い目で見ればとってもお得に。そのうえ、地球環境への負担も減らせます。どんな商品があるのか、意外と知る機会がない断熱材。編集部が気になる10アイテムを紹介します。
安心でしかも高性能な羊毛断熱材
アイティエヌジャパン「ウールブレス」
本場ニュージーランド産のウール70%以上の含有率にこだわって製造された断熱材。V・R・Nの3タイプがあり、Vtypeはバージンウール70%、Rtypeはリサイクルウール80%、Ntypeはバージンウール100%という構成。高温多湿な日本では調湿性も発揮し、快適な住まいを実現します。
夏涼しく、冬暖かい。さらに高い調湿機能をもつのが自然素材であるウールの特徴。深呼吸できる住まいのための断熱素材です。
●DATA
10500×435×100㎜（各種サイズあり）／価格は要問い合わせ
グラスウール断熱材で最高レベルの断熱性
旭ファイバーグラス「アクリアα」
グラスウール断熱材は、特性として繊維の本数が多いほど断熱性能が上がります。アクリアαは約3ミクロンの超細繊維。繊維密度が高く、高い断熱性能を誇ります。
アクリアシリーズはノンホルムアルデヒドの断熱材で、健康にも配慮。ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）などの高断熱住宅におすすめです。バリエーションとして高性能防湿フィルムつきのアクリアネクストα、天井用のアクリアマットα、壁天井用のアクリアウールα、床用のアクリアUボードピンレスαがあります。
●DATA
仕様･価格は要問い合わせ
安全なホルムアルデヒドZEROの断熱材
パラマウント硝子工業「ハウスロンZERO」
ノンホルムアルデヒドでシックハウス症候群の原因のない、安全・安心な製品を実現。もちろん高い断熱性でエネルギーコストが削減できるので、環境負荷が低くZEHにも最適な断熱材です。
防湿フィルムはJISA6930の透湿抵抗と同等以上の高性能。密度16kg/㎡厚さ105㎜で熱抵抗2.8［㎡・K/W］を達成した高い断熱性が特徴。密度3種をラインナップ。
●DATA
密度10kg/㎡2880×430×100㎜／4800円～/坪（設計価格）
耐火･透湿性能にすぐれた耐力面材
吉野石膏「タイガーEXハイパー」
外装仕上げ材に隠れて見えませんが、万が一の火災や地震で力を発揮してくれるのが、外壁下地用耐力面材です。なかでもタイガーEXハイパーは石こう系面材のため火に強く、燃えない建材です。防水性・防かび性も高く、安心な住まいづくりには欠かせません。
透湿性が高く壁内結露が抑制されるため、建物の耐久性が保てます。また、壁全体で力を受けるため、地震や台風などの外力に対して強さを発揮。標準仕様での壁倍率は2.7倍を取得。
●DATA
3030×910×9.5㎜／3300円/枚
