扉収納を使いやすくするために

対面式キッチンの中
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使いづらい観音扉収納ですが、工夫次第で使い勝手をアップさせることはできます。筆者が試行錯誤して取り入れたことを紹介していきましょう。

 

扉式収納の中身

今の住まいのキッチンは、扉からいちばん奥まで46㎝あります。これだけ深いと、少し屈んだくらいでは、奥まで見えません。結果的に、現在は奥にものを置かないことにしました。

収納したものすべてを使うために、まずはものをしっかり厳選します。扉収納は、収納されるものの量が少ないほうが、中身を管理しやすくなるからです。

そのうえで行った工夫は2つ。
・調味料やオイル類は、引き出し収納に場所替えして管理
・奥までものを入れるのではなく、棚で仕切って、高さを有効利用する

 

扉収納

キッチンの扉収納でいちばん困ったのは、オイルや調味料など、高さと重さがあるものの収納です。こうしたものは、引き出して取るほうがラク。そこで、導入したのが燕三条製 川口工器「ステンレス棚シンク下スライドラック」です。

 

扉収納

高さ45㎝と奥行42㎝は統一で、幅と段の数にバリエーションがあります。筆者は幅20㎝の棚2段と棚3段を並べて使っています。この扉の中が幅41㎝なのでピッタリ。引き出しの動きがスムーズで重さを感じません。

 

棚で上下を仕切る

シンク下とコンロ下は、棚で上下に空間を切って手前によく使うものだけを置きました。

 

上下を仕切って使う

奥にはあまりものを置かず、手にする頻度が低い洗剤ストック程度に。おかげで、毎日の動作がラクになりました。縦にものを置けるので、屈む動作が少なくなり、動線もよくなりました。

これらは次の転勤で不要になっても、洗面台下やクローゼットに転用できるはず。筆者はもともと、収納アイテムを購入する際は、できるだけ使い回せるものを選ぶことにしています。

「キッチン上にも扉収納がある壁づけタイプが理想」と思っていますが、少しの工夫のおかげで随分とストレスがなくなりました。転勤族・賃貸暮らしはまだまだ続きますが、今では「どんなキッチンでも大丈夫!」と思えています。

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