理想を追い求めると、どうしても予算がオーバーしてしまう家づくり。それを避けるために、日刊Sumaiライターは、いくつか減額調整をしました。なくてもいいと思ったものは? また、諦めた結果、実際住み始めても困らなかったものは? 詳しく語ります。
すべての画像を見る(全4枚)オプションにしたものは、しっかり把握を
予算オーバーをしないために、筆者がまずやったのは、オプションにしたものを細かくチェックしておくことです。
ショールームなどで住宅設備を見ると、どうしてもグレードの高い商品に魅力を感じたり、おしゃれなデザインのものが欲しくなったりするもの。
気になったものは、オプションとしてとりあえず見積もりに入れてもらい、手間ではありますが、打ち合わせのたびに、見積もり金額を出してもらっていました。
もちろん自分でも、オプションにした内容がわからなくならないように、追加したものはその都度リストに追加して、常に把握できるように。
打ち合わせのあとは、オプションの内容が本当に必要かを夫婦で話し合い、予算が大幅にオーバーしないように意識する習慣をつけていました。
洗面台の造作をやめて、約30万円減額できた
新居では、自分好みのデザインの洗面台を造作したいと希望していました。でも、見積もりを出してもらったところ、一気に予算オーバー。洗面台を造作するのは諦めて、標準の洗面台を設置しました。
ところが実際に使用してみると、標準の洗面台はとても使いやすい。収納にも余裕があり、結果として満足しています。
わが家の大きなミラーキャビネットの中には、歯ブラシなど、生活感の出やすいものがすべて収納可能。おかげで、すっきりと使うことができています。洗面台の造作をやめたことで、約30万円減額できました。
標準の浴室暖房乾燥機をやめたことで、約10万円減額
標準設備の中で使わなそうなものをはずして、減額につながったものもありました。そのひとつが浴室暖房乾燥機です。
あれば便利。でも、筆者宅は浴室に洗濯物を干す習慣がなかったのと、手入れの手間や電気代のことを考えて、浴室暖房乾燥機はつけないことに。
今のところ、なくてもまったく支障ありません。どうしても浴室に洗濯物を干したいときは、サーキュレーターと換気扇を併用しています。
浴室暖房乾燥機をやめたことで、約10万円の減額にながりました。標準でついている設備でも、使わなそうなものがあればつけない。そんな選択肢も、ありだと思います。
一方、キッチンにはこだわりたかったので、使いやすいようにグレードアップしました。