家づくりの楽しさのひとつに、欲しかった空間を実現できることがあります。こだわりのキッチン、リビングの吹き抜け、アウトドアリビング…。それもいいですが、建てるならもっとわがままに、欲しい場所をつくるのもあり。今回は、木工やプラモデルづくり、自転車のチューンアップなど、工作室みたいなワクワクするスペースを紹介します。これで、おうち時間が充実すること間違いなしです。

DIYに打ち込めるワークルーム
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Case1.リビングと内窓でつながる!DIYに打ち込めるワークルーム

30代の夫婦と小学校に通うふたりの男の子が暮らす家です。「家族が集まり、毎日を楽しめる暮らしがしたい」という希望をカタチにしました。

家族の気配が分かる間取り

玄関を入ると、LDKの大きな一室空間が広がります。リビングの吹き抜けには、2階のフリースペースとつながる小窓を設置。上下階で会話ができるようになっています。

家族が集まり、それぞれが好きなことをする。そんなテーマでつくられたLDKは、ワンルームの中にさまざまな居場所が。

そのLDKに隣接して、夫が長年の夢だったDIYを楽しむワークルームを配置。内窓でつながっているので、リビングで過ごす家族とほどよい距離感を生まれまています。

 

LDKの脇に、玄関からダイレクトに続く納戸とワークルームを配置

キッチンからLD越しに見たワークルーム。作業に集中しやすい空間ですが、孤独な作業ではありません。内窓の向こうには、LDKで過ごす家族の姿が見えるからです。

このワークルームは、玄関(写真左手)から納戸を介して、つながっています

 

DIYに打ち込めるワークルーム

こちらが家具などのDIYを楽しむためのつくった、ワークルームの内部。工具がきれいに収納されています。

 

DIYに打ち込めるワークルーム

休日には数時間もここで過ごすそうです。

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大きな吹き抜け、室内外にテラス、DIY部屋…。家族それぞれに居場所がある家

設計:玉木直人(GA設計事務所) 撮影:中村風詩人

 

Case2.中古住宅を購入し、車庫を木工作業をする大人の工作室にリノベ

地下のアトリエと1階のLDKは吹き抜けでつながっている。

かつて水害があった地域のため、既存は道路面からかさ上げされた地上2階の建物と地下車庫という住宅。建主は、この中古住宅を購入し、地下車庫を念願だった木工作業をするアトリエにしました。

 

地上2階の建物と地下車庫

こちらが外観。アトリエ上部の2層の建物のずれたボリュームと、2階のバルコニーはそのまま生かしました。

 

3色に絞ったインテリアでまとめる

1階のLDKと地下のアトリエは吹き抜けを介してつながっています。インテリアは、コンクリートやモルタルのグレー、木部のブラウン、アイアンのブラックと3色に絞り、シンプルにまとめました。

 

地下のアトリエから1階LDKへ続く階段を新設

地下のアトリエから1階LDKへ続く階段を新設し、踏み板にはサイザル麻を使用。大きな作業台は建主が製作しました。まざに大人の工作室といった空間です。

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設計:須藤剛(Tsudou Design Studio/須藤剛建築設計事務所) 撮影:中村風詩人