3.クローゼットの枕棚のあとづけで、余計に工事費が発生
すべての画像を見る(全5枚)購入したマンションは、もともとクローゼット内に枕棚がない仕様。追加で設置を希望する場合は、3万~4万円かかるとのことでした(サイズや下地の有無によって金額は変わります)。
収納はほかの部屋にもあるし、必要になればつっぱり棚などで工夫すればいいかな、と設置しないことにしました。
しかし、いざ住み始めてみると収納が少ないうえ、クローゼット上部に納めたいものはシーズンオフの服や家電など、つっぱり棚では心もとない重量のものばかり。
結局あとから設置してもらうことにしました。おかげで、リフォーム時にまとめて施工する場合と異なり、クローゼット内のクロスの張り替えや廃材の処分費などが改めて発生することに。工事費用が余計にかかってしまいました。
クローゼット上部はどうしてもデッドスペースになりやすいので、やはり枕棚があったほうがなにかと便利。ケチらず初めからつけておけばよかったです。
4.殺風景な壁。リビングのピクチャーレールがあれば…
リビングの壁一面をグレーのアクセントクロスで仕上げたのですが、面積が大きいのでなんとなくさびしい印象。ビスを打ち込めば絵や写真なども飾れますが、今後売却する可能性も考えるとあまりたくさん穴をあけるのもはばかられます。
今さらですが、リビングの壁にピクチャーレールをつけておけば自由度が高くなり、いろいろ楽しめただろうな、と思います。
壁が躯体でなければ自分で設置できる場合もありますが、大きな絵などをかける場合は、荷重がかかるので下地の補強が必須となります。いつかはそうしたものを飾りたいと考えているのであれば、リフォームの際に下地工事をしておくのもひとつの方法だと思います。
5.長い時間を過ごす場所に、コンセントがなくて不便
コンセントの位置はある程度こだわって決めたつもり。それなりに数もあるので、大丈夫だろうと思っていました。ところがいざ暮らし始めてみると、調理家電を置きたいキッチンカウンターの近くと、リラックスタイムを長く過ごすソファの横にコンセントがないことに気づきました。
キッチンカウンターの下の方には、一応コンセントがあります。でも、どうしてもコードが目立って生活感が出てしまうのです。
また、ソファに座ってスマホやノートPCを使っているときに、バッテリーがなくなると、充電のために移動しなければなりません。ちょうどいい位置にコンセントがないと、こんなに困るのかと実感。
筆者がリフォーム会社で働いていたとき、お客様から追加工事の依頼が多かったのは、やはりコンセント関連の依頼でした。
簡単な工事だと思われがちですが、クロスの張り替えや、増設の場合は分電盤の交換を伴う場合もあり、意外と手間も費用もかかるのです。
今回ご紹介した、つけずに後悔した5つのオプション。あくまでも筆者の感想ですが、これから家づくりやリフォームをする方の参考になれば幸いです。