この春、自身にとって3度目の舞台となる『神州無頼街』が控える福士蒼汰さんにインタビュー。ハードな稽古のなか、オンオフをしっかり切り替えるコツは熱心な“自分みがき”にあるようです。

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この春、福士さんは劇団☆新感線の舞台『神州無頼街』へとチャレンジします。福士さんが演じるのは、腕が立つと評判の町医者・秋津永流。彼が宮野真守さん演じるお調子者の草臥と出会い、無慈悲な侠客夫婦に戦いを挑んでいくさまが迫力たっぷりに描かれます。

窓近くに男性
「本番までにはできる」と信じて、ハードな稽古に励んでいます
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●「できる」という確信があるから、ダメ出しされても楽しい

脚本の中島かずきさんは、福士さんの初主演ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』を手がけていた縁もあり、永流には福士さん本人のキャラクターも投影されているそう。

「永流は他人と距離があって世間知らずだけど、相棒となる草臥を通して世間を知り、人間味が芽生えていく。人当たりはいいけど、裏が読めず、なにか隠しもっているんじゃないか…と思わせる部分は、中島さんが僕のなかに見ているものかもしれません」

派手な立ち回りや歌、ダンスと見どころが満載で、エンターテインメント性の高さに定評のある劇団☆新感線の舞台ですが、演じる側にとっては非常にハードだそう。

「難しいことを要求されるのはうれしいんです。もちろん最初はできないのですが、『本番までにはできる自分になる』と想像するんです。『無理』じゃなく、『できる』という確信があるから、ダメ出しされても楽しいんです」