狭い家でも壁をうまく使えば、収納や飾るスペースが生まれます。狭小住宅に家族5人で住む日刊Sumaiライターは、玄関と階段の壁にニッチをつくったところ、これが大正解。行方不明になりがちな鍵や印鑑の収納、また、子どもの作品や家族の思い出を飾るスペースができました。お気に入りの使い方と、「こうしておけば」という反省点をレポートします。
すべての画像を見る(全10枚)玄関にニッチをつくったら、狭くてもすっきりした印象に!
筆者は、敷地面積21坪の狭小住宅に、夫と子ども3人(12歳・8歳・5歳)の5人で住んでいます。狭小住宅ですが、狭さを感じないよう、家の顔ともいえる玄関は、広めの間取りにしました。
限られた玄関スペースをできるだけすっきりさせつつ、少しは個性も出したいと思い、悩んだのがニッチをつくるかどうかでした。
「ニッチ」とは、壁をくぼませてつくったスペースのこと。壁自体を使っているので、家具を利用して棚をつくるのに比べて、でっぱりがなくすっきりと見せることができます。しかも、インテリアのアクセントにもなるということから採用を決定。
筆者宅に設けたニッチのサイズは、縦20×横20×奥行き6.5cmと比較的小さめ。玄関や階段に、複数設置しました。
●ニッチができて、家族の「鍵のちょい置き問題」が解決!
以前住んでいたマンションでは、家族が玄関のゲタ箱の上にいつもちょい置きして、気になっていた鍵。子どもでも届きやすいように、ニッチ下段に鍵の居場所をつくったことで、ちょい置きがほとんどなくなりました。
●印鑑の定位置にすれば、急に宅配便が来てもあわてない!
ゲタ箱の上に置いていたはずの印鑑の置き場所が、いつの間にか変わっていて、必要なときに見つからない…。ニッチに定位置をつくることで、そんな問題も解消。突然の宅配便にも、あわてず対応できるようになりました。
●時計を置けば、忙しい朝の時間の確認がスムーズに
外出時になにかと便利な玄関の時計は、ニッチ上段に置いています。目線の高さに置くことで、忙しい朝などの時間の確認がすぐできるようになりました。