コーディネートに悩む時間や、服のムダ買いを減らすことができたアイデアを紹介します。ウォーキングインストラクター、文筆家の朝倉真弓さん(50代)のケースです。ここでは、朝倉さんが外出時の全身コーディネートを撮影することを習慣化して気がついた、さまざまなメリットについて語ります。
すべての画像を見る(全4枚)1年後の自分のために始めたコーデの記録
私は今年の4月から、外出直前に服や靴を身につけた状態で全身写真を撮影し、インスタグラムやフェイスブックのストーリーズに掲載しています。基本的には、自分のため。「去年の今頃ってなにを着ていたっけ?」という“服装迷子”を防ぐために撮影を続けてきました。
時間がないときには、後日アイテムを並べて撮影する「置き画」で対処することもありますが、なるべく自分が着用した「着画」にこだわっています。その理由は、50代の自分の顔やスタイルと、服とのバランスを客観視したいから。自分の見た目にガッカリすることもあるのですが、そういった残念な点も含めて、リアルな50代コーデを公開しています。
私自身は、ファッション系の発信者でもなければ、ずば抜けてセンスがいいわけでもありません。たくさんのお洋服をもっているわけでもないので、同じ服が何度も続くこともしょっちゅうあります。「今日のコーデは失敗かも…」と思いつつ、時間がなくてそのまま出かけてしまうことも多いです。
それでも、この全身コーデ撮影を習慣化してよかったと思うことが2つあります。
メリット1:組み合わせのアイデアがわいてくる
1つ目は、「今度はこれとこれを合わせてみよう」といったアイデアがわくこと。
このトップスにはこのスカート、などといった、自分のなかで定番化されている組み合わせというのはだれにでもあると思うのですが、画像で客観視することで、別のものを合わせてみようというアイデアがわき上がってきます。
また、自分のための記録とはいえSNSに投稿する以上、少しでもワンパターン化するのを防ぎたいと思う気持ちも芽生えます。
そこで、普段はあまり被らない帽子を合わせてみたり、存在を忘れていたアクセサリーを出してきたりなど工夫を凝らすことで、自分自身のコーディネートの幅も広がってきたように感じています。