専有面積80㎡超える角部屋の中古マンションを購入、リノベーションした事例を紹介します。こちらに暮らすのは、4人家族の羽田さん一家。アイランドキッチンの腰壁に沿ってダイニング、リビングまでL字型にぐるりと囲むロフトが特徴的です。ラフな質感が魅力のOSB合板を使った内装など、インテリアも見どころがいっぱい!

ロフトのあるLDKでくつろぐ羽田さん家族
木の質感を生かしたロフトが、LDKにしっくりなじむ
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ロフトを造作して、念願だったハンモックも実現

和室とキッチンを取り込んで生まれた広々としたLDKは、天井をはずしてRCの勾配天井を現しにすることで、開放感がさらにアップ。アイランドキッチンの腰壁に添わせるように、L字型のロフトを造作しました。

クールな雰囲気の天井にはシーリングファンを設置。「天井を高くしたので、空気の循環用にぜひつけたいと思いました」という妻の希望を実現しました。

 

ロフトの下段は、ハンモックで遊べるくらいの高さと広さがある

ロフトの下段は、ハンモックで遊べるくらいの高さと広さがあります。「リノベでどうしても実現したかったのが、このハンモック。強度を計算してロフトの梁部分につけてもらいました」(夫)。

床から天井までの高さが約2mあるので、ハンモックを設置してもスペースに余裕があります。

 

ロフトには梯子を利用して上り下りする

当初はロフトの昇降用に階段を造作する計画もありましたが、圧迫感の軽減、取りはずしの容易さなどからハシゴ式に変更。ニッチのある壁面は薄いグレーにペイントして棚を設置し、収納兼多目的スペースとして使っています。

 

パイプスペースの凹凸を利用した書棚のあるロフト上部

ロフト上部に上ってみると、パイプスペースの凹凸を利用した書棚が。現在は子どもの遊び場兼大人の漫画スペースとして活用しています。リビングからの光が届いて、明るい空間に。

 

ロフト上部からはキッチンを真下に見下ろせる

ロフト上部からはキッチンを真下に見下ろせます。子どもが上にいても、お互いにコミュニケーションが取りやすいのだそう。

この住まいのデータ

  • ▼家族構成
    夫30代 妻30代 長男4歳 次男0歳

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    ▼リノベを選んだ理由
  • 新築を購入するよりも、リノベーションのほうが自分たちらしい住まいにできると思ったから
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    ▼住宅の面積やコスト
    専有面積/80.39㎡ 工事費/1400万円(税・設計料込み)

 

勾配天井が広がりをもたらすリビングダイニング

勾配天井になっているリビングダイニング

リビングダイニングは勾配天井になっていて、いちばん高い位置にロフトを設置。ロフトがあることで圧迫感を感じることはありません。

 

ダイニング側の壁にワークスペースを設置

ダイニング側の壁にはワークスペースを設置しました。OSB合板のカウンターデスクを右手のキッチン収納までつなげています。照明用ダクトレールは勾配天井から直接つり下げる形に。

 

ワークスペースの飾り棚はDIYで設置

ワークスペースの飾り棚はDIYしたもの。「自分が内装関係の仕事に関わっているので、塗装や木工などの仕上げは極力DIYで。コスト節約にもなりました」(夫)。

 

キッチンはロフトの端部にぴったり合わせて収めた

キッチンは、タカラスタンダードのアイランド型システムキッチンを導入。ロフトの端部にぴったり合わせて収めました。