毎月の出費で大きな金額となっているのが「住居費」「水道・光熱費」「通信費」といった固定費といわれる費目。読んで字のごとく、生活に必要なお金で「固定」されているもの。と思いがちですが、そこが大きな間違い!

今回は、そんな固定費の見直しでゆとりの家計を手に入れた、シンプル家事を提案する建築士の尾崎友吏子さんの成功例を紹介します。

住宅費
小さい家に住み替えたところ、暮らしやすくなった!という尾崎さん
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暮らし方を見直して固定費が減ったら、お金の不安から解放されました

マンションの建て替えで引っ越すことになったとき、「これから子ども3人の教育費もかかるし、老後資金も不安。なのに広い家が必要?」と疑問に思ったのだそう。そこで夫と話し合い、思いきって小さなマンションに住み替えることに。

「月12万円払っていた90平米のマンションを売却し、そのお金で70平米の部屋を購入。管理費・積立金2万円のみに激減しました。その分で、子どもの学資保険料を支払って教育資金も準備でき、あせらず老後資金を貯められます」

「固定費の削減にはガマンも工夫も、努力もいらない」と実感したという尾崎さん。
「狭い家はものをため込みすぎず、掃除もラク。家計や家事のスリム化につながりました。あらためて暮らし方を見直してみると、気持ちにも家計にもゆとりが生まれますよ」

●洗濯はナチュラル洗剤を使えばすすぎは1回だけ

酵素系漂白剤

男の子が3人いるので、毎日2、3回は洗濯が必要ですが、現在の水道代は、月5000~6000円に抑えています。

「洗う回数は減らせないので、すすぎが1回でいい自然派の洗剤を使っています。手間はかからないし、時短になるし、節水・節電にもなっていいことづくしです」

●冷蔵庫は省エネもできるコンパクトサイズに

電気代

電気代は月6000円。部屋が狭くなり、光熱費は自然にダウンしました。

「さらに場所をとらない2~3人家族用の小さな冷蔵庫にしたら、食べる分だけ買って使いきるのが習慣に。電気代だけでなく、食材をムダにすることもなくなりました」

●ガラケーや格安SIMを活用しネット込みでも低額にセーブ

通信費

携帯は格安SIMで使い方にあわせたプランを選び、夫婦2人と長男の3台で月3500円程度。

「ほかに、夫が仕事用に使っている通話が安いガラケーと、固定電話+プロバイダーをあわせても、通信費は月1万円弱です」

暮らしを少し見直すだけで、絶大な節約効果が! 尾崎さんの例を参考に、固定費の見直し、始めてみませんか。