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家事はゲーム化して楽しむ。エハラマサヒロさんインタビューPTA会長をやってわかる「校長先生も普通のおじさん」エハラさんがPTA会長になったエピソードを試し読み

PTA会長をやってわかる「校長先生も普通のおじさん」

『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』では、小学校でPTA会長を務めたことも描かれています。

「PTAの推薦委員会から『やってください』って推薦されたんです。入学式や卒業式、運動会では、みんなの前で話さなきゃいけないのですが、なにをいっても笑いがとれる空気じゃないので、芸人としてはちょっとつらかったですね」

PTA会長になったエハラさん
PTA会長になったエハラさん(『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』、「芸人<PTA会長?」より抜粋)
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PTA会長というのはPTAと学校をつなぐ役割なので、校長先生や教頭先生とも接する機会が多かったそう。そこで、エハラさんはあることに気づきます。

「子どもの頃はすごく偉い人たちだと思っていたのですが、いい意味で実際には普通のおじさんだということがわかりました。自分とは全然違う偉大な人物というわけではなく、同じ大人として普通の感覚で話せる人たちですよね。学校で起こりうるさまざまな問題について話し合うことで、子どもにも『こういうことが起こったら教えてね』とか『こういうことで悩んでいる友達がいたら、こういう助け方をしてあげたほうがいいよ』とか、トラブルについて子どもに先回りして教えてあげることができるようになりました」

●子育てに正解はなし。自分を信じることが大切

書影
『エハラんち 芸人7人大家族 ドタバタ奮闘記』(集英社刊)

そのほかにもPTA会長としての経験は、「普段仕事で接しない人との出会い」や「価値観」など知ることができて、よかったとエハラさんは続けます。

子育てに正解はないので、自分が正しいと思わないようにしています。子育ての結果が出るのは、その子が死ぬときに『人生楽しかった』と思えるかどうか。だから最後の最後まで、結果なんてわからないですよね。大人として・親としての経験はいつも現在が初めてだけど、子どもは一回経験している。その経験を参考に、自分を信じながら子育てしていくしかないですよね。そういう気持ちで、これからも子育てしていきます」