お金のプロが実践する食費節約のルール。小分け冷凍やふるさと納税もカギに

昨年から続く食材の値上がり。スーパーに行くたびにその価格とにらめっこをしてしまう人も多いのではないでしょうか? そこで、お金のプロはどのように食費のやりくりをしているのか、節約アドバイザーの丸山晴美さんに実際の内容について教えてもらいました。

 

●定番で買うものを決めておく

わが家(私と12歳の息子)の1か月の食費は、米代抜き3万円前後、自炊をメインにしています。

スーパーまとめ買い
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ある日のまとめ買いした食材です

普段の買い物は、近所にある2つの業務用スーパーをメインに使い、週に2回程度買い物をしています。冷蔵庫の在庫などを見ながら、追加で買うものなどをチェックして買い物へ行きます。とくに献立は決めませんが、買うものは大体決まっています。

徒歩で買い物へ行くため、業務用スーパーで、まとめ買いをするとは言え、手で持って帰れるくらいの食材の量です。

【定番で買う食材の買い方】

・牛乳、食パン、卵/冷蔵庫の在庫を見ながら減ったものを買う

・肉/豚こま肉や鶏胸肉をメインで、小分けのものがなくなったら業務用で買いたす

・野菜/キャベツ、大根、白菜など、そのとき安くて使いまわしがきく野菜を選ぶ。きのこ、トマト、ブロッコリーなど値段を見ながらプラスする

・大豆製品/豆腐や厚揚げ、油揚げ、納豆など安くて使いやすいものを選ぶ

ほか、調味料など在庫を見ながら買い足しますが、あまりストックをもたないようにしています。

 

●購入後は小分け冷凍

小分け冷凍

豚こま肉、ブロッコリー、エノキは、まとめて小分けして冷凍します。買ってきたらすぐにやることがコツでしょうか。キノコは、エノキダケのほかに、シメジ、マイタケをばらしたものを冷凍していて、料理によって使い分けています。料理に冷凍キノコを使う理由は、風味がよくなり、かさましになるためです。

冷凍食品はあまり使わないため、冷凍庫はこのような食材で占めています。調理をする際は、メインとなる肉を解凍しておき、冷凍野菜、キノコ、野菜室の野菜を組み合わせてつくります。

 

●食事の内容は満足感重視で

できるだけ時間がかからないものをつくるようにしているので、炒め物や卵とじ丼、ソテー率が高めです。メニューは即興で、早めに使いきりたい食材とありものを使って、メイン+ごはん+汁物+小鉢で構成します。

丸山先生の食卓

燃費が悪い育ち盛りの男子がいるため、満腹感を意識しています。汁物を加えることで、満腹感が出るため、汁物は欠かせません。写真は1人前の夕食の例です。

 

●ふるさと納税で高値の食材をもらう

ふるさと納税返礼品

昨年末の駆け込みふるさと納税で選んだ返礼品のうちのひとつです。

ジャガイモとタマネギ各5kgです。ジャガイモは、インカルージュという品種です。タマネギとジャガイモは、しばらく高値が続いているので、ふるさと納税の返礼品で補充しました。

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