アドバイス:「複層ガラスの内部結露」は製品不良の可能性あり。保証期間の確認を!

複層ガラスの内部結露について、一級建築士の大島健二さんが、アドバイスしてくれました。

複層ガラスが普及するようになり、ガラス面での結露は少なくなりましたが、それでもアルミと樹脂の複合タイプでないサッシの場合は、複層ガラスであってもサッシのアルミ部分で結露が発生することがあります。

これは室内の温湿度過剰によるもので、日々こまめに換気をすることで防げます。しかし今回のような「複層ガラスの内部結露」については、「ガラス間の気密状態が保たれていない」という製品自体の初期不良であることが多いので、生活習慣で防ぐことは難しいです。

「ほとんどあき部屋状態」「1 か所のみ」「築4年」ということからも、温湿度環境や経年劣化が原因とは考えにくいですね。サッシメーカーは約10 年程度の品質保証の期間を設けていますので、無償での交換が可能な場合も。

品質保証期間内であれば、内部結露していないかチェックすることで、初期不良を見つけ出し、想定外のコストの発生を防げます。ぜひ、メーカーに問い合わせてみてください。

 

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