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初めての出産がまさかの自宅トイレに。そのとき夫は…!「やっと救急車に乗れる」と思ったら、赤ちゃんの頭が…!予想外の出産を経て、第二子出産時に生かされたこと夫・はんにゃ川島さんの天然!?エピソード

「やっと救急車に乗れる」と思ったら、赤ちゃんの頭が…!

痛みで冷や汗が止まらず、ぽたぽたと床へ流れ落ちます。その様子を見て夫が、電話で
「今ですか? 今…すごい泣いてます!」と病院に説明していて、「いや、泣いてないし」と心の中ではつっこみたいものの、そんな余裕はなく、とにかく痛みにうろたえていました。

その後、病院からの指示で救急車を呼ぶことに。するとピキピキという感覚がお股に響きます。なにこれ…と触るとそこには赤ちゃんの頭皮が…。

トイレの前にいる夫に「頭出てきてるーーーー」と叫ぶと、夫は「えっ頭出てる!?」とパニック。

もうここからは赤ちゃんの頭は出てくることを止められません。押し返すこともできないし、出産の知識もない私は、立ちながらとんでもない格好で力一杯に力んで押し出しました。

「おぉぉぉぉぉぉぉ…!」とかわいげのない、野獣のようなうなり声を上げ、もう野生動物と化していました。「もうここで産むしかない」そう決意し、自分と戦い続けました。

●勢いよく出てきた娘を本能のままキャッチ

幸い娘は勢いよくシュポンっと出てきてくれ、私は本能のままに自分でキャッチし気づいたら抱き抱えていました。そしてトイレに腰を下ろし、救急隊の到着を待ちます。

しかし、一瞬うぶ声をあげた赤ちゃんがピタッと泣き止みどんどん冷たくなっていったのです。「せっかく会えたのに! 起きて…!」と声をかけるもびくともしません。電話越しの救急隊の方からの指示でタオルで包み、抱き抱えてひたすら温めました。

出産から約5分後。たくさんの人数の救急隊の方が来て下さり、私と娘は繋がれていた臍の緒を切られ、保護されました。その瞬間に安心し出血多量で貧血になり、私は一人意識が遠くの方へ。

 

生まれたばかりの赤ちゃん
救助隊の方に保護された際の長女・きあちゃん
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救急車の車内では救急隊の方が「川島さん! 川島さん!」「赤ちゃんここにいますからね!」「見えますか?」「目あげてみて下さい」「とってもかわいいですよ」など、私が意識を飛ばさないようにずっと声をかけてくれてました。

ただ、自力で出産しお尻まで裂けてしまった私はそれどころではなく…「痛いんです! 早く麻酔してください」など言ってしまっておりました…。当時救ってくださった救急隊の方には失礼なことをしてしまいました。もう一度会えたら謝りたいと反省しております。

眠る赤ちゃん
病院ですやすやと眠る姿を見て、ほっと一安心。無事に出会えて本当によかった

という感じで病院に搬送され母子ともに一命を取りとめました。救急隊、病院の皆さんには今も感謝の気持ちでいっぱいです。