いざ修繕スタート!粘土細工をイメージしながら作業
道具がそろったところで、さっそく木製ドアの修繕に取りかかります。
1.修繕前にマスカーフィルムで汚れを防止
すべての画像を見る(全13枚)修繕前に、壁や床をダイソーのマスカーフィルムでカバー。テープとフィルムの一体型タイプで、静電気でフィルムが壁に貼りつくためとても便利でした。床は人が行き来するため、ズレないようにマスキングテープで固定します。
2.ささくれやトゲをヤスリがけする
サンドペーパーやヤスリで、木製のドア枠のささくれやトゲを研磨します。木くずが落ちるため、掃除機を用意しておくとよいかもしれません。
3.木工用パテを準備する
木製のドア枠をヤスリがけしたら、次は木工用パテの準備です。
セット内に、主剤と硬化剤の2種類が入っており、混ぜ合わせて使います。そのほかに、ヘラと手袋が入っていたので、別途、自分で用意しなくてもよいのは便利でした。
4.木工用のパテを木部へ貼りつける
茶色と白色を色が均一になるまで混ぜ合わせます。混ぜ合わせたあと40分ほどで固まり始めるようなので、少しずつ混ぜ合わせながら使うのがよさそうです。
欠けているところに、押しつけながら厚めに貼りつけていきます。
正直、木工用のパテはパサパサで木部に貼りつけづらかったです。そこで、パテを色が均一になるまで混ぜ合わせたら、水に浸して使用。それでかなりスムーズに。さらにヘラを使わず、粘土細工のように、自分の指先で整えていくとうまくできました。
5.水性ウレタンニスで塗装する
木工用のパテが乾くまで24時間待ってから、塗装を行います。和信ペイントの水性ウレタンニスは、塗料を入れるための透明カップがついているのが便利でした。
木工用のパテは白みがかっているため、塗装1回だけでは色が浮いてしまいます。筆者は、薄く一度塗ったあとに乾燥させ、再度重ね塗りしてみました。また、色の浮きを抑えるため、木工用パテ以外の木部も一緒に塗装。
ドアノブから上が修繕不要の部分で、ドアノブから下が修繕した部分です。水性ウレタンニスのため、もとの色よりも光沢がプラスされています。
3回ほど塗ると、色味が落ちついて光沢のある状態になりました。さすがに元通りの状態までの修復とはなりませんでしたが、ドアの色合いとマッチした味のある仕上がりになったと思います。乾くと固くなるため、ネコによるキズも防げそうです。
木工用のパテが乾くまで24時間待つ必要があることと、重ね塗りしたことで、最終的には3日ほどかかりました。
乾燥時間を左右する天候や気温は要チェック!置き場の用意も
木工用のパテや塗料を使うため、修繕中や修繕後も、窓をあけて換気しながら行う必要がありました。筆者は真冬に修繕をしたため、作業中はかなり寒かったです。乾燥にかかる時間とも関係するので、修繕する日の天候はもちろん、気温もチェックしておくとよいかもしれません。
修繕作業は乾燥させる工程があるため、どうしても1日では終わりません。ですから、作業中に子どもやペットなどの手が届かない、一時置き場を用意しておけばよかったなと思いました。
低コストのアイテム&素人の筆者でも、それなりにドアの修繕を行うことができました。
家に気になる箇所がある方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。