結婚したことで義理の家族となった夫の父母。義父母の言動に違和感を感じたり、苦手だと感じる妻も。ESSE読者304人にアンケートをとったところ、とくに義母に嫌いなところがあると回答した人は131人もいました。詳しく聞いてみました。

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電話が長かったり、同じことをずっと繰り返し言っていたり…。年配の方によくある側面も、嫁にとっては若い頃の義母を知らない分、対応の仕方に困惑してしまうケースが多いのが実情です。忙しい現役世代の女性たちを悩ませる義母の実態とは。

 

●シニアは時間の流れ方が違う…

困った義母三景
困った義母三景
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「朝8時半に突然訪問して来ました。早過ぎて支度が間に合いません。夫はなにも言えないため、私が次回から時間を指定することにしました」(東京都・Sさん・47歳)

「行動がゆっくりなので、一緒に出かけるときは早い時間を伝えるようにしています」(静岡県・Yさん・39歳)

「忙しいのに、宅急便がついたかどうかしつこく連絡してくるところが苦手です。着いたらこちらから連絡しますと言っているのに」(千葉県・Kさん・46歳)

働いている人はとくに、義母と時間の流れが違うと感じているそう。普通に約束して待ち合わせをするときも時間にルーズすぎたり、逆に早すぎたり、ドタキャンを連発するなど、義母に予定を振り回されている人がたくさんいました。

 

●現役世代の仕事事情を察してくれない

「孫と温泉に行きたいからと誘ってくれたのはうれしいのですが、『有給を取りなさい』とこちらの都合は一切聞かずに勝手に日程を決めてしまっていました」(宮城県・Iさん・33歳)

「私が仕事をしているという認識が薄いのか、平日の昼間に普通に電話をかけてきたり、法事が平日にかぶったときに仕事休めなかったことをチクチク言われたりしました」(東京都・Jさん・42歳)

「結婚してすぐ同居していました。仕事で義母は15時帰宅、私は19時帰宅、夫は深夜帰宅(夕飯不要)でした。義母は帰宅してからずっとテレビを見ていましたが、『夕食は嫁がつくるもの』と言われ、私は義母のために夕飯の支度。家事初心者で手際が悪かったので、いつも小言を言われていました…」(埼玉県・Aさん・34歳)

「こちらの家庭の事情は考慮せず共働きを続けるよう一方的にすすめてきます。そして近くに引っ越してほしいと言ってきます」(神奈川県・Aさん・46歳)

仕事とプライベートの考え方や優先度など、義母の理不尽な言葉に傷つく人も。職場と義母の板挟みになる前に夫を交えて話し合いができるといいですが、そもそも話が通じないタイプだったり夫が逃げ腰だったりするケースだとなかなか解決策が見つからないという声も上がっていました。

 

●一方的に嫌われて不快な思いをした人。離婚を考えたけれど…

一方的に悪口を言う義母
一方的に悪口を言う義母も(※写真はイメージです。以下同じ)

 

「嫁(=私)がおとなしい! もっとワイワイ系がよかった! と気に食わなかったようで、会ったこともない私の親や家族や親戚を学歴が悪いだの仕事が悪いだの、事実無根にボロクソ言います。そしてそれを、伝書鳩のように旦那から知らされ…。一方的にグチグチネチネチ言われたので、なにがしたいのかまったく分かりません」(青森県・Yさん・27歳)

この方は結局、「義母を含め、旦那の親族に関わない」ことを条件に夫との離婚は回避したそう。義母とはいえ、連絡先も知らないままだといいます。まったく話が通じそうにない場合は、ハッキリ線引きしておくのもひとつの手かもしれません。

 

●義母のみならず義姉も無神経というWの悲劇

「義母はもともと考えなしにずけずけ言うタイプだったので距離を置いていましたが、第2子出産後に『泊まりに来たい』と言われました。当時はフルタイムでワンオペ。仕事に育児にかなり無理していて、体調を理由にお断りしたのですが、フタをあけてみると当日いきなり義母の姉を連れてきて2人で連泊」(兵庫県・Eさん・38歳)

この方は、義母の無神経な言動にがっかりしたそう。

「私の実父ががんで手術を控えていることを知っていたのに『お父さん元気?』と考えなしのあいさつをしてきたので、もうまともなおつき合いはできないと決めました」

 

●嫌味に慣れてしまった。困った義母にもはや諦め

「義母は思ったことをなんでもすぐに口に出してしまう人です。結婚してすぐは『なんでそんなこと言うんだろう、嫌われてるのかな』と不安に思ったりしましたが、悪気はないようで6年経ってようやく慣れました」(福島県・Kさん・33歳)

「義母はヒステリックで自分の思い通りにならないと嫌みをいう人です。私の実家のそばに家を買ったことを根にもっているようです。基本的にコミュ障なんだと思っています」(千葉県・Rさん・39歳)

もうそういう人なんだ! とあきらめに近い感情で、時間とともに解決へ向かったという人も一定数いました。