●3.楽しい

デスク
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ミニマリストになって、いちばんよかったと思うのは、情緒が安定し、いつも心穏やかに暮らせるようになったことです。

毎日、楽しいのです。

所持品を減らすと、ものの手入れをしなくてすむし、プチ倉庫のような家に住まなくてもよいのです。さらに、お金の心配も減るので、身軽になってストレスも少なくなります。それはとても自由な気分です。

自分にとって大事なものや、意味のあることを選択するようになるので、より自分の価値観に沿った暮らしになっていきます。ミニマルライフは、だれかの期待に合わせて動くのではなく、自分のしたいことをする暮らしです。

料理
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それに、ささやかなことに楽しみや喜びを見いだせます。毎朝、自然のなかをのんびりスロージョギングしていると、気分がいいし、とくに理由がなくても、心が弾みます。

レストランで豪華なディナーを食べなくても、自分でちょっとしたものをつくって食べるだけで、おいしくて、うれしい。

私は料理が苦手なので、本格的なレシピはあまり参考にしません。たまたまだれかが、ブログにメモ書きのように書いているレシピや、YouTubeで軽く発信されている料理のつくり方を見て、気が向いたらつくっていますが、上手くできるととてもハッピーです。たとえ失敗しても、次はこんなふうにしてつくってみようと思い、それはそれで楽しいのです。

こうしたシンプルな楽しみを見つけられるのは、ミニマルライフの醍醐味です。生活の規模を縮小せざるを得ない老後には、ささやかな楽しみを見つけるスキルは大いに役立ちます。

ミニマルな暮らしは自分自身への恩恵もありますが、一方で残された人への愛ある行動であるとも言えます。ものだらけの実家の片づけで苦労している人は本当にたくさんいるので、残された人のことも考えてミニマルな暮らしにシフトしていきましょう。

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