事例3.玄関の死角に、調湿効果のある珪藻土の土間収納を
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3つ目は、玄関に死角をつくり土間収納とした事例です。
図面を見ればわかるように、来客が玄関に立っても、土間収納は目に入ってきません。この土間収納には、釣道具などのアウトドア用品を収納しています。
壁は珪藻土塗りに。珪藻土は、脱臭効果や調湿効果があり、土間収納の壁に適しています。
スリットから光りを取り入れることで、明るい土間収納になっています。
事例4.ユーズドのオフィス家具を収納に活用した土間収納
4つ目は小部屋になった土間収納です。
玄関前の庇(ひさし)は、その家の印象を大きく左右します。暗くならないよう、一部をガラスとしました。
玄関を明るくするために、建物のくびれた部分に配置しています。玄関ドアを開けると右手に土間収納があります。
扉を開ければ家族用の通路になります。引戸を閉めておけば、玄関からも内部は見えません。
造作の家具はそれなりの費用がかかるので、ユーズドのオフィス家具を活用しています。建主が探してこられたものですが、サイズを正確に把握しておけば、とてもコストパフォーマンスもよく、おすすめです。
土間収納は、快適な暮らしを実現する入口
4つの土間収納を紹介してきました。
土間収納は、濡れたもの、汚れたものを、いったんストックしておく、単なる収納スペースと考えがちです。しかし、そこから一歩進んで、その後どう洗うか、どう乾かすかなどイメージをふくらませていけば、使いやすい生活動線が生まれ、暮らしに合ったよい間取りになります。
機能的な玄関回りは、文字通り快適な暮らしを実現する入口です。自分らしい間取りを考える参考にしてください。