押し入れは収納量が多い半面、奥行きが深すぎたりして、使いこなすのが難しいスペース。クローゼットとして使うには工夫が必要です。
インスタグラムで家事や収納の情報を発信する東えりかさんは、押し入れのある和室を、家族の洋服や子どものオモチャの収納として上手に活用しています。そのコツは「壁」にありました。
「壁にちょっとした収納グッズを取りつけることで、使い勝手がよくなりました。掃除するときも、ものを動かさなくていいので簡単です」という東さんの和室を見せてもらいました。
押し入れと壁を使って、洋服と子どものものをしっかり収納!
すべての画像を見る(全10枚)押し入れの扉を外し、オープンクローゼットとして活用している東さん。
左は夫、右は自分、左下は子ども、とざっくりスペースを分けてゴチャつかないようにしまっています。下段右には夫婦のたたんだ服を、天袋のボックスには思い出の品などを収納。
●つっぱり棒とS字フックで小物かけを設置
押し入れの左側の壁面につっぱり棒を渡してS字フックをかけ、夫の小物コーナーに。
「ネクタイは丸めてポケットに入れるだけ。夫も自分で管理してくれます」
●押し入れの内壁に棚をつけて服の一時置きに
押し入れの右端の奥行き20cmほどの空間は、コーナー棚2個を設置して夫婦の服の一時置きに。
「置ける枚数が限られているので、服がたまることがなくなりました」
押し入れの角まで有効活用できるコーナー棚は、ニトリで購入。正面から見たときにも目立ちません。
●子どものオモチャは遊び感覚の壁面収納へ
「ボールなどのオモチャの収納に困っていたんですが、壁にワイヤカゴをつけたら自分で入れてくれるようになりました」
子どもの手の届く高さに設置し、投げて遊べるようにしたのがポイント。
ホチキスで固定できる「壁美人」というフックで、ワイヤラックを壁かけしました。
●サイドの壁にバッグを取りやすく
子どものリュックや保育園用のバッグは、無印良品のフックで壁面収納。
「こちらも子どもの背の高さに合わせて取りつけ、自分でかけられるようにしています」
歯みがきカレンダーとそれ用のシールを入れた箱をかけているのは、中川政七商店の「フック画鋲」。デザインもおしゃれです。
●たためるコートかけを押し入れ横に取りつけ
壁にじかづけできるコートかけは、はおりものをかけたり、部屋干しの補助に大活躍。
「壁収納に目覚めたきっかけのアイテム。物干しザオ代わりにつっぱり棒を渡しています」
使わないときは、コンパクトにたためる省スペースの室内物干しが便利です。