いくらしっかり寝ても、体がダルくてなにをするにもおっくうなときはありませんか? 年齢によってどんどん体力が落ちてきているのかも…と心配になることも。ここでは、そんなESSE読者の悩みを医師に解決してもらいます。

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寝ているのに疲れがとれない。いつも体がダルい…

体調不良の女性
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<寝ているのにいつもダルくて…>

わりと寝ているのに疲れがとれません。なにをするのもおっくうで、ほとんど横になっている日もあります。生活の改善で疲労感をとることはできますか? (早苗ママさん・40歳)

 

●運動量が減っていませんか?積極的に体を動かしてみるのも手

疲れているときは体を休めた方がいいと思っていませんか? でもじつは体を動かさないことによる疲労もあります。たとえば長時間座り続けたり、仕事で立ちっぱなしの状態が続いたりすると血流が悪くなり、体のだるさや疲労感を感じるように。筋肉も硬直して肩凝りや腰痛、体の冷えなどの不快症状が起こるのです。

ですから、疲労感がとれないときは、積極的に体を動かしてみるのもひとつの方法です。隙間時間に軽く散歩をしたり、トイレに行ったついでにストレッチをしてみましょう。近くにプールがあれば泳いだり、歩いたりするのもオススメ。日中に余裕がないなら、入浴後にぜひストレッチを(イラスト参照)。入浴後は体が温まり血流もよくなるのでとくに効果的です。

●「アクティブレスト」で疲れがたまりにく体をつくる

イラスト運動

疲れていても、あえて体を動かして血流をよくし、疲労回復を早める方法を「アクティブレスト」といいます。人の血管は動脈で栄養や酸素を運び、静脈で老廃物や二酸化炭素を運びます。筋肉のポンプ機能を使うため、疲労で筋肉の動きが悪くなると血流が滞り、疲労物質がたまりやすくなるんです。そこでアクティブレストを行うと、血流がよくなり、老廃物も除去されやすくなります。続けると、疲れがたまりにくい体をつくることにもつながります。

ただ気をつけてほしいのは、息ぎれするほどの運動ではなく、心地よいと思える程度にとどめること。とくに運動習慣のない人は5~10分程度で、体が温まって少し汗ばむくらいで十分です。

 

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