●たしなめるだけではなにも変わらない
夫さんはいつも義母さんをたしなめているとのことなので、ひとごとではなく自分ごととして捉えることができているようですが、それでもまだちょっとたりていないんじゃないかなって気がします。
義母さんが迷惑行動をやめないのはきっと、そのときに軽くたしなめられるだけでは痛くもかゆくもないからです。息子にたしなめられる気まずさよりも、気ままに振る舞う快感が勝ってしまっているのです。
すべての画像を見る(全2枚)ならば次の手を打たねばなりませんが、それを考えて実行するのは夫さんの役目です。そしてKさんには夫さんに不満を訴え、要望する権利があります。「いつまでもたしなめるだけじゃ、なにも変わらないよ。もっと強い手を打ってほしい」と。
●夫のためにも次の一手を考える
とはいえ、次の手を夫さんが思いつくかはわからないので、そこも考えておいた方がいいでしょう。私からひとつ挙げるならば、夫さんが義母さんにきちんと「気持ちの話」をすることです。
「あなたの言動に僕も妻も迷惑している。これ以上続けられたら僕はあなたのことが本当に嫌いになる。今もすでに顔を見たくない気持ちになりかけている。嫌われたくないなら常識に沿った行動をしてほしい。1年たってもずうずうしく非常識な振る舞いが直らなければ、そのときは完全に拒絶する。連絡も取らないし会わない」と伝えるのです。
「嫌いになる」という気持ちの話をすることで、義母さんは初めて「息子に心から嫌われるかもしれない」と想像できることでしょう。
大切なのは、そういった話もすべて夫さんが単独で伝えること。電話やメールなどでのやりとりも、今後はすべて夫さんにまかせましょう。そうすることで距離ができて、Kさんの心もだいぶ楽になるはず。それに最初に言ったように、なによりもこれは母と息子の問題なのです。ともあれうまくいきますよう、応援しています!