皮むきピーラーや柄つきブラシなど、形がデコボコしていて、大きさもまちまちなのがキッチンツール。フックから落ちたり、引き出しにしまうと引っかかって取り出せなかったり、置き場に困ることがありますよね。
整理収納のプロであるライフオーガナイザー・小林かおるさんは、この問題を解決するために「100円ショップのマグネット」を活用しています。しかも、強力マグネットを使うと「磁力の引きよせパワー」もあって、かなり手間が減るのだとか。「ツールを便利に収納したい」がすぐかなう、マグネットを使った収納法を見せてもらいました。
「手に取る、戻す」がとっても楽ちんな、マグネット収納
キッチンで「しまいにくいな~」と感じていたツールを、マグネット収納にしてみたら、とっても便利でした!
すべての画像を見る(全10枚)必要なのは、強力マグネットと、強力両面テープの3点だけ。
3点とも100円ショップで手に入れました。
今回、マグネットで収納したいのは、野菜の皮をむくピーラーとキッチンバサミ、そして柄つきブラシ。どれも、今までフックで引っかけていたけれどイマイチ安定せず、よくポロリと落ちてしまっていました。
●ピーラーとキッチンバサミをマグネット収納に
まずは、ピーラーとキッチンバサミをマグネット収納にしてみます! 収納場所は、キッチンのシンクの下の引き出し側面。
マグネットの裏に強力両面テープをはり、引き出し側面にペタリと固定します。今回はピーラーとハサミ用で2コのマグネットをはりました。
これだけだと、使っているうちにマグネットが外れてしまうことがあるので、上から幅広マスキングテープをはって、補強します。
これで完成。
ハサミやピーラーなどツールの一部が金属製なので、マグネットにペタリとくっつき、スリムに収納することができました。
強力マグネットなので、ツールを引き出し側面に近づけるだけで、ペタッと吸いよせられるようにはりつきます。小さいことですが、この引きよせパワーのおかげで、おおざっぱに戻しても定位置に戻るので、とても便利!
●柄つきブラシをペタリと収納
次に、柄つきのブラシをマグネット収納してみます。洗って、濡れている状態でもすぐ収納できるよう、場所はシンク横に。
まずは同じように、マグネット裏に両面テープをつけて壁にペタリ。さらにマスキングテープを重ねて補強&見た目をカバーリングします。
今回は幅広マステではなく、普通幅の柄マステ3枚で、大きめのマステをつくりました。柄の継ぎ目を合わせると、3枚使いも気になりません。
木製柄の先端は金属になっているので、こちらもストレスなくはりつきました。
●ゴム素材でもマグネット収納
ツールの柄が金属でない場合も、マグネット収納は可能です。
もち手がゴム素材の白いボトルブラシは、まず、もち手に小さなマグネットをマステでつけました。
壁には100円ショップで買った小さな金属板(マグネット取りつけ用パネル)をはります。
これで、ゴム製のボトルブラシもマグネット収納に! こちらも、近づけるだけで、すっと定位置に収まってくれる"引きよせ収納感"が最高です。
マグネット収納は手に取る、戻すというアクションがラク。さまざまな場所に応用できそうです。