収納アイテムや家具は、中に入れるもののサイズとぴったり合わないと、スペースを余らせたりものが取り出しにくかったりすることも。
そんなときに活躍するのがブックエンド。本の収納以外にも、さまざまな収納に使えます。
整理収納アドバイザーの清水幸子さんに詳しく教えてもらいました。
ブックエンドは空間を仕切るだけでなく、簡易棚にもなる!
ブックエンドといえば、立てた本を倒れないように支える道具ですが、じつは本以外の収納にもかなり使えます。
最近は100円ショップでもシンプルなL字型のブックエンドを手に入れることができます。とくにスチール製のものはシンプルで丈夫なので長く使えて便利。
いろいろと応用の効くアイテムなのですが、おもな活用法は以下のとおり。
1.立てたものを取り出しやすく支える
2.空間を仕切る
3.つっぱり棒と一緒に使って簡易棚にする
実際にわが家で行っている、ブックエンドを活用した収納アイデアをご紹介します。
●倒れやすいケースをブックエンドで支えてスッキリ収納
すべての画像を見る(全5枚)写真のようにケースを立てて収納すると、戸棚の上のほうの空間までしっかり使えるのですが、倒れやすいのが難点でした。
ここにブックエンドを添えると、自立しにくいケースをしっかりと支え、倒れるのを防いでくれます。存在を主張せず、そっと支えてくれるのもうれしい。
●ブックエンドの複数使いでケース内をエリア分け
大きな引き出しは、ざっくりものを入れるとごちゃごちゃとしてしまいがち。複数のブックエンドで仕切ってみましょう。
ケースで仕切ってもいいのですが、複数のブックエンドでつくった囲いなら、ピッタリの大きさになります。取り出しやすく戻しやすい収納が実現。
●ブックエンドで支える&仕切るの合わせ技
引き出しやボックスの中に入れているタオルは、取り出すときに雪崩が起きたり、となりのタオルを崩したりしてしまいがち。ブックエンドをタオルの間に入れれば取り出しやすくなります。また、用途の違うタオルを分ける役割もしてくれます。
こちらでは仕切りに使っているブックエンドに、ラベルをはったダブルクリップを取りつけました。ダブルクリップを使えば、今までラベル表示が難しかった場所にラベルをつけることができます。
●つっぱり棒にブックエンドを引っかければ簡易棚の完成
つっぱり棒にブックエンドをひっかけるだけで、簡易棚のでき上がり。ちょっとした隙間を生かし小さなゴミ箱など軽いものの置き場をつくれます。
つっぱり棒の耐荷重、それからブックエンドの角が体に当たってケガしないよう、注意して設置してください。
仕切るだけではなく、収納量をアップする手助けをしてくれるブックエンド。いろいろな場所でお試しください。