内覧会では、マステや新聞紙で空間をイメージ

では、実際に入居する前に動線に配慮した家具選びとレイアウトをするには、どうしたらいいのでしょうか。

内覧会をうまく活用する
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そのためには、引渡し前に室内に入ることのできる機会をうまく使います。たとえば新築マンションを契約した方は、内覧会のときに、設備などの説明とチェックのあとで採寸に使える時間が設けられているので、その時間を使って家具のサイズやレイアウトを確認します。

いくら間取り図や3Dで家具のサイズやレイアウトをチェックしても、なかなか現実味がわかないもの。リアルに部屋の中で、実際の寸法で体感することにまさるものはありません。

内見や内覧会に備えて、購入を検討している家具のサイズを把握しておきましょう。現場で家具のサイズやレイアウトを体感するには、マスキングテープがおすすめ。家具の大きさに、マステを床に貼ります。メジャーで測るだけでなくマスキングテープを貼る理由は、視覚的にイメージがしやすくなるから。

マスキングテープ貼った状態で部屋の中を動いてみて、動線もしっかりチェックしましょう。退出時にマスキングテープをはがすのをお忘れなく。

 

実際の家具の大きさの新聞紙で、確認する方法もある

採寸に使える時間が短い場合は、事前に新聞紙などで検討中の家具の大きさの型紙をつくって、持参します。家具を置こうと考えている場所に、さっと広げて置くだけ。撤去も簡単です。

 

細部やイメージを記録するには、写真より動画が便利!

内覧会では動画も押さえておく

内見や内覧会のときに写真を撮る方は多いと思いますが、あわせて動画を撮っておいてください。

写真は必要と思われるところを意識して撮りますが、意外と必要なところを撮り忘れているもの。動画はそれを意識せずに撮るため、写真を撮り忘れた箇所をカバーできることが多いのです。

また動画は、細部の確認に便利なだけでなく、部屋のイメージを膨らますのにも役立ちます。この位置にこんな家具を置きたいな、というイメージが、図面や写真を眺めているよりも鮮明にわいてくるはずです。

内見や内覧会のときのちょっとした工夫で、入居前に失敗なく家具を選ぶことは可能です。これから内見や内覧会を控えている方は、ぜひお試しください。

 

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