●3.やらなくていい家事はやらない

包丁
(※写真はイメージです)
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家事はやってもやってもキリがないので、適当なところで切り上げるようにしています。先ほども書いたように、私は「汚れが目立っているな」と思ったら、その場で軽く掃除するだけです。すみずみまでピカピカにしようという野望は持っていません。

さらに、苦手な家事はやらなくてもいいと考えています。私は、あまり料理に情熱が持てないので、凝った料理はせず、シンプルなメニューで回しています。毎回、違う料理をつくろうとすると、使う道具も、料理を盛る食器も増えますが、数は少なくても、はずれのない料理をローテーションすれば、考えることも、作業の量も減らせます。

野菜の下ごしらえも、必要がないな、と思ったら省いています。たとえば、ニンジンの皮はむかないし、大根やジャガイモも、よほど皮が固くなければ、そのまま食べています。おでんのように、味をしみこませたいときは、大根の皮をむいたほうがいいと思いますが、皮には栄養があるし、野菜の廃棄部分はできるだけ減らしたほうがエコです。

●4.だれでも使いやすい収納にする

わが家は私があまり家事を好きではないせいか、ごく自然に、洗濯などのさまざまな作業が、セルフサービスでなされる家庭になりました。

じつは、私は若いころ、ほとんど家のことはしていませんでした。しょうゆやお酢の大きな瓶が、どこにあるのかも知らなかったのです。そのため、一度、母が入院したとき、すでに二十歳をすぎていましたが、自分や弟の料理をするのにとても苦労しました。

調理ツール
筆子さんが調理ツールをまとめている引き出し

家族がそうならないためにも、全員が家事をしやすいよう、とくにキッチンはだれが入っても、ものがどこにあるのかわかるようにしましょう。そのためには、1番でも書きましたが、余計なものはできるだけ手放したほうがいいですよ。わが家の調理ツールは、引き出し一つにすべて投げ込んでいるので、ここになければ、どこを探してもありません。

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