下地の有無を確認せず、既存の手すりを利用していた

仲介担当者とリフォームの施工担当者が来てわかったことは、この手すりはリフォーム前からついていたもので、クロスを張り替える際に脱着しただけだったということ。 そして、もともと壁に下地が入っていなかったということでした。

手すりのように負荷がかかるものを壁に設置する際は、その負荷に耐え得るよう取りつけ位置に下地を入れる必要があります。

施工業者が下地を入れ忘れたわけではなかったものの、下地の有無を確認せずに手すりを既存利用してしまっていたのです。そこで、施工業者が全面的に責任をもって是正工事をしてくれることになりました。 下地の入れ直しをするため、クロスの張り替えも必要になり、工事には丸1日を要しました。

 

棚板やカーテンレールなど、荷重がかかる部分は念入りに確認を

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筆者は幸いケガなどは負いませんでしたが、手すりが突然脱落するという事態は命にかかわる場合もあります。 瑕疵(かし)になるかどうか、という責任の所在は別として、身の安全のためにできる限り防ぎたいものです。

今回の事態に関しても、事前に施工業者が気づけたのではないか、というのが正直なところ。施工のときに下地チェッカーなどを利用して確認する、もしくはビスを打つときの感触で違和感をもってくれれば…。

リフォームで既存利用する箇所は、施主が事前に把握することもできます。身を守るためにも、下地の有無などを自身で調べて、施工業者にも伝えておいても損はありません。

場合によってはケガにつながる施工ミスが、自分の家であったという恐怖に加え、住み始めてからの是正工事の煩雑さも合いまって、気が滅入った今回のできごと。相手の責任だから仕方がない、と思わず、自分の身を守るためにも、自発的に安全確認の依頼を行わなくては、と胸に刻みました。

盲点になりがちですが、棚板やピクチャーレール、カーテンレールなど、荷重がかかる部分は家の中に意外と多くあります。 既存利用、新規設置のいずれにしても、身の安全を第一に「念のため」の確認を行うことをおすすめします。

 

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