(3) お財布の中身・金銭状況を常時把握できている

いくらお金が入っているかある程度把握できているということは、日々お金の管理をしており、財布の中、もしくはアプリで金銭状況を確認しているということです。そして、そのお金の用途や買うべきものの優先順位も考えることができています。

お財布の中のお金や優先順位を考えられるということは、それ以外のアイテムの管理もできている傾向にあります。たとえば、自分の持ち物をある程度把握していれば、スマホを見ているときに偶然、すてきなファッションアイテムがタイムセールになっているのに遭遇してときめいたとしても、金銭状況と手持ちのアイテムを思い出せるので冷静になれます。

似たようなものがまだあるし、それを買うよりも他の優先するべき出費に使おうと判断できるようになります。つまり衝動買いがほとんどなく、買い物の失敗も少ないと言えます。

●貯めている人のお金との向き合い方

お金を持って計算する女性
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この3つをしっかりと抑えておくことで、貯まるお財布とスマホになります。最近では、キャッシュレス決済が増えており、お財布も小さめがトレンドのようですが、キャッシュレス決済をメインにするのであれば、キャッシュレス決済と連動させた家計簿アプリで管理をするといいでしょう。キャッシュレスと言えども、お金を使うことには変わりがありません。キャッシュレス決済をする際は目の前に現金を出してみたり、頭の中で現金を想像することで、使いすぎを防ぐ効果が期待できます。

間違えないでほしいのは、お金を大切にすることは、決してお金を使わないことではありません。お金が貯まる人は、必要なものかそうでないかの判断基準が定まっており、必要なものにはお金を使い、そしてものは大切に使う。当たり前のことですが、お金が貯まらない人はその当たり前のルールを変えてしまいがちです。

お金を大切にするアクションとして、まずは本当に必要かどうかを考えながら、その日1日のレシートを見ながら反省して、次の買い物に繋げてみるといいでしょう。そこから、徐々に固定費や公共料金などのお金を把握して、見直しや節約をして1か月単位だけではなく、年単位で節約効果を計算してみると、意識が高くなるでしょう。