●ママ友がほしい!意識すればするほど言動が不自然に…

娘が成長するにつれて、私自身ママ友の必要性を感じなくなっていきました。
しかし40代を目前に2人目を授かり、またもやママ友づくりの難しさを感じることになります。

12年ぶりの出産だったので、昔とはかなり育児を取り巻く環境が変わっていました。各市町村に「支援センター」なるものが存在し、よりママ友をつくりやすい環境ができあがっています。

そんな私のミッションは「1歳の乳児健診までにママ友をつくる」というもの。定期健診の度にぼっちママだった私は、2人目でその夢を果たそうとしたのです。夫は相変わらず育児に協力的じゃありませんが、これならなんとかなるかもしれません。
支援センターに週に3回ほど通い、ママ友づくりに励む日々が始まります。

●「ママ友のつくり方」をスマホで検索する日々。もう間に合わない?

青壁窓近くに子どもを抱く女性
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ママ友をつくろうと意気込んでみたものの、意識すればするほど言動が不自然になります。話しかけたいな…と思ったママさんの近くをウロウロする私は、彼女の目に少し不審に映っていたかもしれません。

同居する義母にも「友達なんて自然にできるじゃない。普通は子育ての情報は友達から聞くものよ」と謎のプレッシャーをかけられ、毎日飲み歩いて深夜に帰宅する旦那には「今日も暇だったんだね」と嫌味を言われました。

私は私で大変なの! と思いつつ、まるで恋愛が苦手な人が恋愛のハウツー本を読むように、毎晩“ママ友のつくり方”をスマホで検索しました。

検索画面には産まれる前の母親学級、産院、公園など、ことごとく私がママ友づくりに失敗してきた行事や場所がずらりと並んでいます。

当然、目標にしていた1歳の乳児健診は、楽しそうに談笑するママ友たちを見ながらぼっちで過ごしました。しかしその時点では、春から通う保育園ではママ友ができるかもしれない…と淡い期待を抱いていたのです。