気づいたらどんどんたまっていくものの、なかなか捨てられないもののひとつといえば「子どもの作品」。保育園や幼稚園、学校で描いた絵や工作に家で大量生産される作品など、かわいいのですが、勝手に捨てたら子どもに怒られるし、なんとなく胸も痛む…でもすっきり片づけたい! という方も多いのでは。

そこで、整理収納アドバイザーのはらむらようこさんに、次々増える子どもの作品や手紙、ポストカードなど取り扱いや判断に迷う紙もののスムーズな片づけ方を教えてもらいました。

子どもの絵やポストカード。手放しにくい紙ものは「貼る」ですっきり!

リビングに女性
捨てにくい紙ものは、貼ることで手放しやすく
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お子さんが毎日大量にプレゼントしてくれる絵や工作。うれしい反面、たまりすぎて悩まれるママは多くいらっしゃいます。とくに、年度末は、学校や園から大量の工作や絵が返ってきますよね。持ち帰った大きな紙袋のままホコリをかぶってしまうなんてことも…。捨てたくはないけどどうにかしないととため息をつく気持ち、痛いほどわかります。

すべて取っておきたいところですが、スペースに限りはあります。そこでおすすめなのが「貼ってみる」ことです。置いて飾るのではなく、貼ってください。なぜ「置く」より「貼る」のがよいのかというと、「置く」場合は、とりあえずあいているカウンターや子どもの机に置いた、で終わりやすいからです。丸まったまま忘れて、完全に放置状態に…というのは経験がある方も多いのではないでしょうか。

<壁に貼って飾るメリット>


・「置く」に比べて貼る場所がたくさんあるので、どこになにを飾るか考える必要があり、自然と「ものを厳選する」作業ができる
・目に入りやすいので「十分見た」「次のに変えよう」と、アップデート(入れ替え)の頻度が上がる
・ホコリを被りにくく、きれいにすてきに飾りたい欲が刺激される

大切にしたいものを親子で十分に楽しんで、最後は卒業気分で壁から外して手放し、次の作品を迎えるサイクルが生まれます。