もうすぐ夏休み。厳しい暑さや新型コロナウイルスの影響で、長時間のお出かけを控えている人もいるのでは。
そこで注目を集めているのが、自宅にいながらにして非日常感を味わえる「ベランダごはん」です。
「お金をかけずにベランダごはんを始めました」と言うのは、ライフオーガナイザーの佐藤美香さん。その斬新なアイデアとは…?
物干し竿やワイヤーネット、家にあるもので始めるベランダごはん
SNSなどで見かける、ベランダにテーブルとイスを置いて優雅に食べるランチ。あこがれますが、わが家のベランダはとても狭く、テーブルやイスを置く余裕はありません。
それでも、ほんの数歩離れた場所であっても、家の中と外では気分も変わるもの。
「ベランダをもっと活用したい」「スペースを最大限活用するためには?」と考え、目をつけたのは“物干し竿”でした。
ベランダの内側についているランドリーホルダーを垂直にし、一番下に物干し竿をセット。巻きつくベルトつきフックを取りつけたら、ワイヤーネットをつり下げます。
これがテーブル代わりに!
ワイヤーネットにつり下げ可能なカップや、ゴミ袋をぶら下げれば、細かなものの置き場所に困りません。
物干し竿がなければ、ベランダの壁と家の間につっぱり棒を取りつけ、そこにつるしてもいいかと思います。
●手でつまめるお手軽料理、紙やプラコップに入れましょう
物干し竿を使ってスペースを増やしたら、今度はお料理ですね。ぶつかって落としたりして、食器が割れないように、紙コップやプラカップに入れられるおかずがおすすめです。
写真は、ピクルス、味つけ玉子、ポテト、から揚げ。ワイヤーネットに、フックつきのカップをつり下げ、その中に紙コップやプラカップを入れています。
このままビュッフェ形式で、好きなものを取るようにすれば、ベランダのスペースを有効に使えます。
わが家は小さな子どもがいるので、おかわり用のおかずをつり下げることにしました。
手元のおかずがなくなったら、カップごと交換すればいいのでラクちんです。また、横にはゴミ袋もぶら下げています。部屋のすぐ隣のベランダとはいえ、出たり入ったりの手間は極力省きたいですよね。
●家にあるもので、思いついたらすぐできるベランダごはん
ベランダにシートを敷き、携帯用の折りたたみ椅子に座り、小さなクーラーボックスをテーブル代わりにして、ランチを楽しんでいます。ステップ台や収納ケースなどを使ってもいいですね。
「映えるベランダご飯」ではありませんが、ある程度の日差しを遮りつつ、風を感じながら、ご飯を食べるのは気持ちがいいです。大荷物の移動がないのもうれしいところ。
暑すぎて外出を控えてみたものの、今度はクーラーで体が冷える…。そんなときには、気分転換にベランダごはんを楽しんでみませんか?
※ベランダで長時間過ごす際には、熱中症に気をつけてください。また、音やにおいなど近隣の方へご配慮ください