子育てに家事…気がつけば手一杯に。そんなときは、家事の見直し、つまり「なにかをやめられないか」を考えてみることも必要かもしれません。
共働きで4人の子育てをしているブロガーのベリーさんも忙しい毎日を送っていますが、家事の見直しをして時間の確保に成功したそうです。そんな「やめた家事」を教えてもらいました。

4人の子育て&共働き夫婦が思いきってやめた家事3つ

小6を筆頭に1歳半まで、4人の子どもがいるわが家。産休、育休の期間を除けば、ずっと共働きでやってきました。私は掃除や片づけが好きな方だと思いますが、仕事に子育てに家事に…すべてを全力で頑張ることは、体力的にも気力的にもできません。そんな私が思いきって手放した家事をご紹介します。

●ふとん干しをやめた

ふとん
わが家はこのようにふとんを敷いて家族で寝ています
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家族でふとんで寝ているわが家。ふとん干しは必要な家事ではありますが、かなり大変です。とくに6人分をベランダまでふとんを運んで干して…大変な重労働です。しかも働いているため干すタイミングは週末しかない。せっかくの週末は、ふとんを干したり取り込んだりする時間を気にせず子どもたちと公園へ行きたい…。

とはいえ、ふとんをなにもしないでいると、汗によりカビが生える危険性があります。では、どうしたらいいのか? いろいろ考えて行き着いたのは、「敷きぶとんを敷きっぱなしにしてもOKな寝室」をつくることでした。

マットレス

試行錯誤はしましたが、今は放湿性の高いアイリスオーヤマの「エアリーマットレス」を敷いて寝ています。マットレスの下には、除湿シート。

除湿機

さらに、除湿機を使います。朝起きたらスイッチオン。マットレスの下側にたまりがちな湿気は除湿シート、寝室の湿気は除湿機が吸ってくれ、半日で除湿機のタンクに数センチの水が溜まります。

マットレスを立ててしっかり乾燥させる

この方法で毎日マットレスや寝室を乾燥させ、1か月に1、2度ほどマットレスを立ててしっかり乾燥させる。この方法で、ふとん干しから解放されました。

ふとん派ではなくベッド派の方も、寝室の乾燥のために吸湿シートと除湿機のダブル使いはおすすめです。

●手で食器を洗うことをやめた

6人分の皿やグラス、飯茶碗…朝晩と使う食器は結構な数になります。ある日、気づきました。夕飯後ののんびりしたい時間帯に、わたし、30分以上洗い物をしている!
仕事から帰ってきてごはんをつくり、子どもたちをお風呂に入れて、末っ子が眠たさでぐずり出す前に一生懸命に皿を洗う…。
自分の手で食器がピカピカになっていくのはうれしいものの、食後のゆっくりしたい時間を30分以上も食器を洗うのに使っていいものだろうか。

食洗機

そう思って導入したのが据置き型の食洗機です。食器の予洗いは必要ですが、以前に比べて、手を動かす時間は1/3以下に。断然、短くなりました。食洗機に任せて、その分早く寝室に入り子どもに絵本を読むこともできて、家電に任せるところは任せる大切さを実感しました。

●浴室を洗剤で洗うのはやめた

アクリル毛糸スポンジでバスタブを洗う

毎日の入浴後、バスタブやバスチェアはアクリル毛糸スポンジで洗っています。洗剤はつけず、ササッとなでるようにしてこすり洗いするだけ。

ポイントは、お湯を落としたらすぐ洗うこと。乾燥し始めると、湯垢や石けんカスがバスタブなどにこびりついてしまいます。床も、洗剤なしでブラシを使ってこすり洗い。洗剤を使わないだけで、お風呂上がりのほんの数分で浴室掃除が終わります。

大変だなあ、時間かかるなあ、と感じている家事。そういうものを少しずつ見直していくことで、自由に使える時間が5分、10分と増えていきます。

そのつど「この家事はもっとラクにできないか…」と考えてみることで、ブラッシュアップされ、家事効率も上がるし、自分の時間も増えるし一石二鳥ですよ!