家事は「きちんと」「丁寧に」やらなければと自分を追いつめていませんか?
3人の男の子の子育て真っ盛りの漫画家、マルサイさんは忙しくてもどこか余裕があり、お宅もすっきり。「完璧を目指さず、最低限のことだけやろうと、開き直っています」というマルサイさん流のラク家事術を教えてもらいました。2020年の暮らしの参考にしてみてください!
家計管理はざっくり。生活費はシンプルな現金管理に
すべての画像を見る(全6枚)●家計簿はつけず1週間2万円ペースで使えばOKに
家計管理のため、家計簿や袋分けなどさまざまなテクニックを試してみたものの、うまくいかず、四苦八苦していたことも。
「家計簿アプリが登場したときは救世主! と思いましたが、何日もため込むと負担になって続きませんでした」
そうして行き着いたのが、月の生活費の予算8万円を封筒に入れ、そこから1万円ずつ財布に入れてなくなったら補充し、1か月を乗りきるというざっくりとした家計管理。細かい計算も必要なく、ラクチンで無理なく続くようになりました。
月1回生活費として8万円を下ろして封筒へ。
「ここから1万円ずつ出してお財布に入れます。だいたい週2万円が予算で、使いすぎた翌週は少し引き締めるなど、調整も簡単です。もう、費目ごとの管理はやめました」
料理は1品だけ手をかけ、あとは切るだけ、混ぜるだけに
「ラザニアや牛すじ煮込みなど、手の込んだ料理を2品がんばってつくったのに、子どもたちに“これだけ?”と言われてガックリ。つくりおきにも挑戦しましたが、消費に追われ、味にも飽きてしまって…」
そこで、1品だけ火を使うものにし、あとはキムチやトマト、キュウリ、納豆など、切るだけ、混ぜるだけのものをいくつか出す献立に。
「簡単なものでも品数が多い方が子どもが喜ぶことが判明。調理時間はグンと減ったのに、家族は大満足です」
●副菜は火を使わず味つけもカット
この日は、大根と鶏肉の煮物に、キュウリとニンジンのぬか漬け、納豆にメカブをのせたもの、明太子という献立です。
「主菜だけ火を使い、あとは火を使わず、味つけもほとんどいらないものを活用し、極力ラクに」
手抜きしても、子どもは喜んでくれるように。火を使うものが少ないから、あと片づけもラクになりました。