こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
ティーバッグを牛乳に入れるだけの簡単ロイヤルミルクティー
娘たちが小さい頃から気をつけていたことは、朝、食欲がなくても時間がなくても、とりあえず水分だけは取らせること。水分がたりないとおなかの不調を訴えたり、冬場は体が冷えたり、なかなか元気が出ないことが多いので、今でも必ずなにか飲んでから出かけさせます。最近、家族に人気なのは、あったかロイヤルミルクティー。
調べてみると、茶葉+牛乳だけだと風味が出にくいので、まずはお湯からいれて紅茶の風味を出し、その後、牛乳を加えて…とも言われるようです。あくまでもわが家の場合ですが、ちょっとおいしいティーバッグ+温かい牛乳だけでも「十分おいしいよ~」との声。わざわざお湯で煮出していれるより、牛乳だけの濃厚ミルクティーで、みな満足している様子です。
お鍋でつくると牛乳が吹き上がったり、マメにかき回す必要があったり、忙しい朝にお鍋を見はっているのも大変。そこで私は、大きめ耐熱容器に牛乳と紅茶のティーバッグを入れ、電子レンジでチンするだけの方法にしています。
500ccの牛乳にお気に入りのティーバッグひとつを入れ、電子レンジで4分チン。
取り出したら、少しティーバッグを揺らして風味を出します。お砂糖は入れても入れなくてもお好みで。つくり方は雑なぶん(汗)、キレイなティーカップに入れて出すのが私流。それだけで皆、立ったまま一気飲みではなく、座って飲んでくれるので、あわただしい朝に、ちょっと余裕が生まれるような気がします。
※電子レンジで液体を温めると、温め過ぎて突沸(急激な沸騰)が発生することがあります。取扱説明書に従った方法で行いましょう
むせずに飲める!女子に人気の韓国酢のお湯割りでぽっかぽか
もう一品、わが家の女子に人気なのは、韓国のお酢のお湯割り。
このお酢、女子全員が好きなので常備しているのですが、以前は炭酸水やお水で割るのが普通でした。ボトルの後ろの飲み方にも、冷たいもので割る例が書いてあります。ところがある冬の日、娘がお湯で割ると飲みやすいし、おいしいと教えてくれました。ゆっくり飲むからか、むせることも少ない(笑)。
カップに1/4ほど原液を入れて、お湯を注ぐだけだから簡単。
またわが家は全員、ポットに入れた飲み物を持って出かけます。毎朝、数種の紅茶、様々なハーブティ、ほうじ茶、緑茶など変化をもたせていますが、あるときお茶の専門店で少々高い緑茶とほうじ茶をいただきました。
それがとてもおいしい。持ち歩き用だけではもったいなくて、家にいる自分のティータイムに使うくらい(笑)。
茶葉をたっぷり使い、丁寧にいれたほうじ茶と緑茶は絶品
おいしさの秘密とは、茶葉の質ももちろんですが、いちばんの違いは茶葉の量でした。お店では、わが家で入れている茶葉の倍くらいの量を使っていてビックリ。それ以来、毎日飲むものですから茶葉も少しいいものを選ぶとともに、量を増やしたら、皆の口から「最近のほうじ茶と緑茶、前よりおいしいね」という声が聞かれるようになりました。
ちなみに、そのとき教えていただいた方法は、一杯目はお湯を入れてから10秒待って注ぐということです。急須は回さない。二杯目からは茶葉が開いているので、お湯を入れたらすぐに注ぎましょうと習いました(おく時間やお湯の温度は、茶葉によって少しずつ異なるようですね)。
最後にマメ知識。急須でお茶をいれ、次に注ぐまで時間がある場合には、写真のように少しだけフタをずらしておくと、茶葉が蒸れず、いいらしいです。
【若松美穂(わかまつみほ)】1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住
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