秋も本番、朝晩と冷え込む季節になってきました。となると気になるのが、女性の健康の大敵である「冷え」です。体の中から温めるには、ニンニクやショウガといった薬味を使った料理が欠かせません。ただし薬味はほかの野菜と違って、一度に大量に食べるものではないので、つい余らせがち。そこでおすすめなのが、冷凍保存です。一般的にあまり冷凍のイメージがない薬味ですが、上手に冷凍すれば、余らせることなく使いきることができ便利だそう。自宅で料理サロンを開く傍ら、独自の冷蔵庫活用術を構築し人気を集める福田かずみさんに、薬味を冷凍するときのコツを聞いてきました。
薬味は、使うときのことを考えて上手に冷凍を
薬味をつかうとき、毎回すりおろしたり刻んだりするのは地味に手間がかかるもの。使いやすいサイズに小分けして冷凍することで、調理の時短にもつながります。
●レモンは絞り汁にしてから板状に冷凍し、割っておけば使いきれる
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余ったレモンは、そのままだと傷みやすいので、絞って冷凍します。絞り汁をポリ袋に入れ、バットに寝かすと、薄く板状に冷凍できます。
板状に冷凍してから割ってポリ袋に入れ、密閉容器に保存を。「ひとかけらずつ使えるので、ドレッシングに混ぜたりするのに便利です」。
●ニンニクはすりおろしとみじん切りの2種類を一緒に冷凍
ニンニクは料理によってすりおろしとみじん切りを使い分けるので、冷凍するときは両方のパターンをつくっておくのがおすすめ。「ラップにそれぞれ薄く伸ばした状態で冷凍しておけば使いやすく、密閉容器ににおいもつきません」。
●ショウガはすりおろして板状に冷凍し、作業を効率化
「ショウガのすりおろしは、その都度やるのは面倒なので、一気にすりおろして冷凍しておくと便利ですよ」。レモンの絞り汁同様、板状にのばして冷凍してから、割って密閉容器に入れて保存します。
●長ネギはみじん切りにすれば、冷凍しても食感が気にならない
長ネギはみじん切りの状態で冷凍すれば、薬味として生で食べたときも、冷凍による食感の変化が気になりません。「納豆やかけそばに、このまま箸でバラしてのせればOKです」。