幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。

 

<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
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立春を過ぎたころ、わが家のリビングにもおひなさまを飾りました。もう娘たちが大きくなってきたので、盛大なひな祭りはしなくなったのですが、これからも健やかに育ってね、という母の思いを込めて、簡単なおすしやケーキを一緒にいただくようにしていています。今日、紹介するのはフルーツをたっぷり入れた、カラフルなサイダー。

赤・黄・緑の三色が、ひしもちみたいでかわいいサイダーは、ちょっとしたひな祭りの食卓や、初節句でたくさんのお客さんを迎えるひな祭りの食卓にぴったりですよ。

ひな祭りにぴったり!フルーツサイダーのつくり方

フルーツサイダーのつくり方

まずはグラスに入れるフルーツをカット。大きさをだいたいそろえて切るときれいですし、グラスの大きさによってサイズを調整するといいでしょう。今日はイチゴ、パイナップル、キーウィを選びましたが、桃やマンゴーなど、缶詰のフルーツを使ってもいいと思います。

サイダーを注ぐ

グラスにフルーツをたっぷり入れたら、サイダーを注いで。また、今回は甘いサイダーを選びましたが、大人用は甘味のない炭酸水でもよさそうですね。たったこれだけで、彩り鮮やかなデザートドリンクのできあがりです。

大人っぽいグラス

ほかのフルーツで試す際は、キーウィ+マスカット+ミントなど、あえて色をそろえると、大人っぽいグラスに。季節に合わせて、香りづけのレモンや、桜の塩漬けなどを入れてもきれいですね。

 

また、フルーツサイダーを注ぐグラスも楽しく選んでみて。子どもがいる家庭では、背の低いワイングラスが重宝します。ほかにも、大人数のパーティーなら、小さなコップに少しずつフルーツを入れたものをたくさん用意してずらっと並べると、テーブルを簡単に華やかにすることができますよ。

 

これからの季節、卒業や入学のお祝いの集まりなどで、お茶の代わりに出しておもてなしするなど、いろんなシーンでつくってみてくださいね。

【幸栄(ゆきえ)】 1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiro を始める。 著書に『「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり

』(アノニマスタジオ刊)などがある。