アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回はシアトル名物、サーモンBBQについてです。春のお花見BBQを計画している人は、参考にしてみてはいかがでしょう。
すべての画像を見る(全3枚)シアトルの魚料理と言えば、サーモン
ネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)の時代から地元で獲れるサケをあぶり焼きにして食べているように、彼らの伝統食でもあるサーモン。シアトルでは雨の続く冬が終わって暖かくなると、屋外フェスがあちこちで開催されるようになり、サーモンBBQはフェス・グルメとしてもおなじみです。半端なく立ち込める煙の中、大量のサーモンが炭火で焼かれ、その場でできたて熱々のところを食べることができます。
キャンプにも、BBQパーティーにも、サーモンBBQは重宝する存在ですが、じつは家庭でも手軽にマネすることができます。
BBQグリルがなくても、おうちで「サーモン・ベイク」!
つくり方は、生サケの切り身を塩コショウして焼くだけ。とっても簡単です。庭でBBQグリルを使ってもよし。なければ、おうちで普通に魚焼きグリル、フライパン、オーブンなどを使って焼いてもOK。レモンを絞ったり、市販のタルタルソースをつけたりして食べます。そのほかにも、サーモンBBQに合うソースがあるので、レシピを2つご紹介しますね
●ハニー・マスタード・ソース
[材料](2人分)
・粒マスタード 大さじ2
・ハチミツ 大さじ2
・マヨネーズ 大さじ4
[つくり方]
容器に入れて混ぜ合わせればできあがり。
●バルサミコ酢ソース
[材料](2人分)
・バルサミコ酢 大さじ3
・オリーブオイル 大さじ1
・メープルシロップ 大さじ1(砂糖で代用可)
・レモン汁 大さじ1
[つくり方]
中火の鍋に入れて混ぜ合わせ、約30秒煮立たせたら、容器に入れてできあがり。
生サケはアラスカ産をセレクトすると、より本場の味に近くなるかもしれませんね。各ソースは、焼いたサケにかけて表面をあぶるように二度焼きしても香ばしくておいしいですよ。
【Noriko】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)