新聞やチラシなど、家に入ってくる頻度が非常に高く、鮮度の高い情報が詰まっている紙類。すぐたまってしまううえに、鮮度がいい分、あっという間に使えなくなるのが難点です。こうした紙もの、果たしてどのように管理をすればいいのでしょうか?「ポストから入ってくるものは、必要かどうか机に置く前にチェックを。情報として不要になったらすぐに処分を」と説くのはかたづけ士として、片づけにまつわるコンサルティングを行う小松易さん。「いる」「いらない」の判断ポイントを詳しく伺いました。

<頻度高×重要度低>の紙ものは机に置く前に「いる」「いらない」を判断

【クーポンなしDM、チラシ】机に置く前に判断する“空中戦”がポイント!

机に置く前に判断する“空中戦”がポイント
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 近所のお店が開店、新築物件などさまざまな情報が書かれたチラシやDMは、郵便受けから持ってきたら、机に置く前にチェックしましょう。必要のないものはすぐに捨てる習慣を。この手のものは、一度机に置くなどして時間をおいてしまうと、判断をするのが遅れがちに。玄関にゴミ箱を用意して、家の奥に持ち込む前に捨てることができるようにしてしまうのもいいでしょう

【新聞】家族全員が定位置へ片づける意識を

「あとで読むから」とさりげなく置いたまま放置すると、そこが行き場のない紙のたまり場になってしまいがち。一度たまり始めると心のハードルが下がって、加速度的に増えてしまいます。毎日家に届くものなので、1日の終わりに片づける定位置を決め、家族全員で徹底するように

【レシート】家計簿につけたら、基本的には処分

 出費を確認するのに必要なものなので、家計簿をつけたら基本的には捨ててしまっていいはずのものです。家計簿をつけていない人はあらかじめもらわないか、外出先で処分し、家に持ち込まないようにしましょう

【学校のプリント】スクールバッグから出したら必要、不要を判断

スクールバッグから出したら必要、不要を判断

 小学校の低学年までは、親子で一緒にプリントの中身をチェックします。必要なものは学科ごとに分け、学習机回りで保管。量の上限を決めて、1か月や学期などの単位で処分を。

 ただし、こうした情報の鮮度が大切なものと異なり、年間行事や連絡網といった、年間を通じて親が必要な情報のプリントは別の話。定位置をつくって、その中に、クリアファイルなどを利用して取り出しやすい状態で保管します。

小松 易さん

【かたづけ士 小松 易さん】

日本初のかたづけ士。「“かたづけ”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティング、研修を行っている。著書にベストセラー『

たった1分で人生が変わる 片づけの習慣

』(中経出版)。テレビ出演にテレビ東京「ガイアの夜明け」など多数。