みなさん、麦茶は何派ですか?私は断然「丸粒派」!結婚するまでは普通に茶葉粉砕タイプのティーパックの麦茶を愛飲していましたが、「丸粒」で育った夫に勧められて、出かけ先の道の駅で丸粒麦茶を買い、まろやかな口当たりと香ばしく深みのある麦の味に感動し、そのおいしさに目覚めました。
すべての画像を見る(全5枚)「これが昔ながらの本当の麦茶の味なんだ!」と、カルチャーショックを受けて以来トリコになった、丸粒麦茶のおいしいいれ方をご紹介します。
一度飲んだら戻れない味のポイントは、「煮出し」ではなく「お湯出し」!
道の駅の丸粒麦茶には説明がなにもなかったので、義母に聞いてなんとなくこんな感じ?と、いれていたのですが、その後自分でもいろいろと試行錯誤してたどり着いたのが、煮出すのではなく、お湯出しする方法でした。丸粒麦茶の要領で説明しますが、一般的なティーパックの麦茶を煮出している方も、いつもよりまろやかで、おいしくいれられるので試してみてくださいね!
●昔ながらの麦茶のおいしい入れ方
(1)2リットルの水に対して50gの丸粒麦茶を、お茶パックなどに小分けして入れる。(※麦茶は煮ると膨らむのでパンパンに詰めない)
(2)やかんにお湯を沸騰させたら(1)を入れて火を止める。必ずやかんのフタをしましょう。(※体にいい成分が逃げてしまわないように)
(3)そのまま30分放置したあと、パックを取り出す。そのままゆっくりと冷ましていくことにより、甘みが十分に抽出され、香り高く香ばしい麦茶ができ上がります。色はまるでビールのような黄金色の輝き!
長時間高温で煮出すと、麦茶もコーヒーと同じで苦味やエグミが出てしまいます。数分煮出す方法なども試してみた結果、苦味やエグミが少なく香ばしさが引き立つ、この「お湯出し法」が一番失敗なくおいしい!とたどりつきました。
●丸粒麦茶は普通にスーパーで手に入ります!
丸粒麦茶は、スーパーの麦茶コーナーにひっそりながらもいますし(笑)、パック入りで便利な商品もあります。ほかのティーパックの麦茶よりも少々割高ではありますが、お茶の香りを楽しむのは、日常のほんの小さな贅沢。
暑いばかりの夏を、些細な楽しみでうるおすのもいいですし、大人よりも正直な舌を持つ子どもたちに、たまには日本古来の味に触れさせてみるのもいいかもしれません。うちの娘たちも毎日飲んでいますが、とってもお気に入りのようです。
麦茶には、血液をサラサラにして血圧を低下させたり、抗酸化作用、胃の粘膜を保護する役目や、体の冷えを緩和させる働きまであるそうです。暑い夏だけでなく年中取り入れたいお茶ですね。ミネラルたっぷりで簡単につくれる「昔ながらの麦茶」、一度おためしを♪
【ひとみさん】
インスタグラマー、ニューボーンフォトグラファー。夫、2人の娘と岡山で暮らす。インスタグラム(
@amehtm)で公開する料理やインテリア、テーブルコーディネートが人気。フォトグラファーとしても活動中で、ニューボーンフォトの出張撮影を行う「
setouchi photo Mii」を運営。ホームページ「
AMEWORKS」。著書に『
パンばか食堂―毎日食べたくなるおうちパンレシピ70』(ワニブックス刊)がある。